埼玉の冬は、平野部では雪が少ないものの、少しの積雪でも交通や生活に影響が出やすい地域です。
積雪の予想を確認しておくことは、通勤・通学の安全確保や防災対策に欠かせません。本記事では、地域ごとの雪の特徴や積雪の可能性、雪の日に注意すべきポイントをまとめてご紹介します。
埼玉の雪の特徴について
埼玉の雪の特徴については以下の通り
平野部は雪が少なく、積もりにくい
埼玉県の大部分(さいたま市・川口・川越などの南部・東部)は東京と同じく冬は晴天が多く、雪はあまり降りません。
降っても「みぞれ」や「雨まじりの雪」が多く、積雪は数cm程度にとどまることがほとんどだったりします。
北部・内陸部は冷え込みやすい
熊谷や行田などの北部は内陸性気候の影響で冬の冷え込みが強いですが、降雪自体は少なめ。
赤城おろしという群馬県中央部から東南部、そして埼玉県北部にかけて冬に吹く、乾燥した冷たい強風が有名で、雪よりも乾燥や強風のイメージが強い地域ですね。
秩父地域は雪が多い
都市部と違い秩父盆地や山間部では冬に雪が積もりやすく、20cm以上の積雪になることも
秩父、三峯神社は雪です
2025.4.1 pic.twitter.com/IG7zV95X6E— つきみ (@PXG9OF3i36sOMmp) April 1, 2025
スキー場や雪景色が楽しめるスポットがあるのもこの地域ならではですね。
雪への備えが弱いため影響が大きい
平野部では雪自体が少ないため、スタッドレスタイヤを常備していない人も多く、数cmの積雪でも交通マヒにつながりやすいのが特徴。
学校の休校や電車の遅延・運休など、首都圏らしい影響が出やすいので注意が必要です。
まとめると埼玉は平野部は雪が少なく積もりにくいが、秩父など山間部では雪が多い。首都圏特有の“雪に弱い社会”で、少しの積雪でも影響が大きいといった感じですね。
特に風が強い日などは体感温度も下がるので防寒対策はしっかりしておきましょう!
埼玉の雪予報2025~2026について
気象庁から寒候期予報が発表され、全国的に冬の気温は平年並の見込みと発表されました。
太平洋側は降雪量の発表がありませんが、冬型の気圧配置が強まる時期もあり例年並に降るのではないかと予想しています。
寒波が来た際は天気が荒れがちです。
ニュースで寒気が日本に入り込む際は週間予報をチェックしておきましょう。
埼玉で雪が降った際の生活・交通の注意点
埼玉県は首都圏に位置しているため、雪に慣れていない人も多く、わずかな積雪でも生活や交通に大きな影響が出ることがあります。
【警戒】東京都心の雪は雨に…路面の凍結に注意 埼玉では転倒などで3人ケガhttps://t.co/2jrDiucB2O
きのう4日は低気圧の影響で、関東の平地でも雪が降った。都心では、今シーズン初めてとなる1cmの積雪を観測したほか、群馬県の前橋で14cmと、3月としては39年ぶりの大雪となっている。 pic.twitter.com/rjukFSbB2g
— ライブドアニュース (@livedoornews) March 4, 2025
特に通勤・通学に利用する鉄道や道路は混乱しやすいですし、何よりケガをする恐れもある為事前に備えをしておくことが大切です。
注意すべき具体的なポイントは以下の通り
鉄道の運行情報をチェックする
雪によるダイヤの乱れは埼玉でも頻繁に発生します。
JRや私鉄の運行情報を事前に確認し、場合によっては早めの出発や在宅勤務を検討することも安心につながります。
スマホアプリや公式サイトをこまめに確認して最新情報を得ましょう。
路面凍結への注意
雪が止んだ後や朝晩の冷え込みの際には、路面凍結による事故が多発します。
特に橋の上や日陰の道路は凍りやすいため、歩く際は車の運転など十分に注意しましょう。
滑りやすい場所を避ける工夫が必要です。
転倒防止のため滑りにくい靴を履く
雪の日は革靴やヒールのある靴は避け、滑りにくいソールを持つ靴を選びましょう。
【転倒注意】
昨日は関東甲信で雪が降り、東京都心や横浜など大都市圏でも雪が積もりました。
昨日の雪の影響で路面凍結が心配されましたが、道路や歩道は積もった雪はシャーベット状になっているところがほとんど。滑りやすくなっているので、転倒に注意してください。https://t.co/siOxsvxTWr pic.twitter.com/xQIfqe4UD0— ウェザーニュース (@wni_jp) February 5, 2024
通勤や通学の際には滑り止め付きの靴(スノーブーツやラバーソール)を選びましょう。ヒールや革靴はNG!
雪が降った際の危険な時間帯について
埼玉で雪が降っている、または降った後の危険な時間帯についても確認しておきましょう。
時間帯 | 危険度 | 理由 |
---|---|---|
明け方(5~7時) | ★★★★☆ | 路面温度が最も低く、凍結がピークに達する時間帯 |
夜間(18~翌2時) | ★★★☆☆ | 気温が急激に下がり始め、濡れた路面が凍り始める |
朝(7~9時) | ★★★★☆ | 表面が溶け始めて滑りやすくなる「ブラックアイスバーン」状態 |
特にブラックアイスバーンは見た目が濡れているだけに見えるため、気づかずにスリップする危険があります。
通勤などで車を利用する際は十分に気を付けた方が良く、徒歩でも慎重に歩いた方が良いでしょう。
まとめ|2025~2026年の埼玉の雪に備えて
埼玉の雪は地域によって大きな差があり、平野部では少ない一方、秩父など山間部ではまとまった積雪が見られます。
わずかな雪でも交通や生活に影響が出やすいため、予報をこまめにチェックし、早めの備えを心がけましょう。


