インフルエンザに感染した場合でも、人によって症状は色々あり異なっていると言われているのです。
例えば、熱がグゥ~ンと上がるのですがわりと直ぐに下がる場合だったり、薬を飲んでもなかなか熱が下がり辛い場合があったりするんです。
という事でインフルエンザに感染しても熱が出ない事もあるのかどうか。その場合の注意点などについて確認していきましょう。
目次
インフルエンザで熱が出ない原因は?
インフルエンザで熱が出ない…?そんなインフルエンザって有るの…?
例えインフルエンザに掛かったとしても高熱が出ない場合にはインフルエンザだとは気が付かずに普通の風邪だと思ってしまいますね。
普通に学校や会社にも出席してしまいそうですが、こんな時は特に心配ですね。
という事でインフルエンザに感染していても熱が出ない原因について抑えておきましょう。
インフルエンザb型に感染した
それでは何故、インフルエンザに感染しているのに高熱が出ないのかと言うと、インフルエンザの種類によると言われています。
インフルエンザの種類には3種類(A、B、C)とありますが、一般的に感染するのはA型が多く、高熱が出ると言われています。
B型に感染した場合には高熱が出ない事もしばしばあるそうなので、インフルエンザに感染した事に気が付かない場合があります。
腹痛や下痢といった症状が出る事があり
ただ、インフルエンザのb型に感染した場合は熱といった症状が出ない事があっても腹痛や下痢といった症状を起こす事があります。風邪っぽい症状と思っていても何日も腹痛や下痢といった症状が続くのであればインフルエンザに感染している可能性があります。
ピーク時は特に風邪と決めつけず早いうちに医療機関に行くようにしましょう。
予防接種を受けている
事前にインフルエンザの予防接種をうけている場合も、もしインフルエンザに感染した場合には高熱が出る事なく、軽傷で治ると言われています。
このケースの場合は予防接種が有効であったという事で完全に治るまで安静にしておけば問題ないでしょう。
風邪薬を飲んでいた。
また風邪薬を飲んでいた場合もインフルエンザに感染しても熱が出ない事があります。
ただこの場合一時的に熱が出ない事や下がる事があるだけで、インフルエンザそのものは体内に残っており熱以外の症状が出る事が多いです。また熱そのものも翌日以降に発熱する事もあります。
もし熱以外の「鼻水、咳、のどの痛み、倦怠感」といった症状が出るのであれば医療機関で診察してもらう事をおすすめします。
熱が出なくても関節痛や腹痛などの症状が出る事も
先ほど説明したB型インフルエンザに掛かった時の症状として「鼻水、咳、のどの痛み、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感」が感じられます。
この様な症状を感じた場合には、熱は高く無くてもインフルエンザB型と思われますので出来るだけ早めに病院で治療をお薦めします。
時には、熱が出ない事で一般の風邪と勘違いし、市販の風邪薬を飲んで居た為に症状の緩和が見られる事もあるのですが市販の薬でウイルスそのものを退治する事は出来ない為、外出をしウイルス菌をばらまく結果になるのです。
また、インフルエンザに感染しても高熱が出る前に鼻水や腹痛の症状を訴える人もあったり、鼻水などは全く出ない内に治っている場合もあるように、個々に症状は異なると言われています。
関連記事:インフルエンザb型の症状について
熱が出なくてもインフルエンザか判断する方法は?
といったようにインフルエンザで熱が出ない時の原因について紹介しましたが、熱があまり出ないと風邪と勘違いしてしまう可能性があります。
上記でもある程度紹介しましたが、インフルエンザと風邪の違いについて紹介すると
風邪
- 熱(37~38度)
- 症状がゆるやかに出る傾向
- 頭痛
- 鼻水
- くしゃみ
- のどの痛み
- 高熱(38度を超える事も)
- 症状が急激に進行する
- 頭痛
- 鼻水
- くしゃみ
- のどの痛み
- 全身倦怠感
- 筋肉痛、関節痛などの節々の痛み
インフルエンザ
といった感じで風邪とインフルエンザの主な症状について箇条書きで書きました。
主な違いとしては熱以外では「症状が急激に出やすい、倦怠感や筋肉痛、関節痛」といった症状がインフルエンザでは症状としてあります。
「あまり熱は出ないけれど、身体が重い、倦怠感がする…」
といった場合はインフルエンザに感染している可能性があります。特にシーズンの間は風邪というよりインフルエンザに感染したと考えておいた方が良いかもしれませんね。
風邪だと思って自然治癒で治そうとすると症状が悪化する可能性があります。上記のような症状が出た場合は早いうちに病院で行くようにしましょう。
最後に
インフルエンザで熱が出ない時やすぐ下がる事もある原因について紹介してきました。
熱が出ないといってもインフルエンザに感染していないというわけではなくその日は熱が出なくても翌日以降は高熱を出す事もあります。風邪と決めつけず症状が悪化しないよう早いうちの対策を行うようにしましょう。