車の購入をする時や奨学金の手続き・賃貸契約などの時に、印鑑証明が必要になります。
私は、車購入の際に必要になりましたが、親が全て準備してくれていたので実際自分が準備したことがありませんでした。
実際印鑑証明所が必要になった時は、どういった流れで手続きが必要なのか調べてみました。
目次
印鑑証明とはどのようなものか?
まず、印鑑証明とはどのようなものか、ご説明します。
契約書類に押印された印鑑が、自治体で本人が登録した「実印」であるということを証明するものが「印鑑証明書」といいます。
つまり、あらかじめ自治体に印鑑を登録しておくことが必要となります。
自治体を通して、その印鑑が正当・信頼できるものということを証明してくれる保証ということになります。
流れとしては
・登録した印鑑が「実印」になる
・実印の信用性を証明する「印鑑証明書」を必要に応じて発行してもらう
・書類に実印を押印し、印鑑証明書を渡す
といった感じになります。
必要となる例としては、
- 自動車を購入する
- マンションなどの不動産購入
- 公正証書(遺言公正証書・土地の貸借など)
- 遺産の相続などを行う際
などに必要となってくるものです。
一番身近にありそうなのは、自動車の購入が多そうですね。年齢とともに、取得が必要になる機会が増えそうですね。
代理人の際の必要なものは?
通常、印鑑証明を本人が取りに行く時に必要になるものはこちらです。
・印鑑登録証か印鑑登録カード
・手数料数百円
・電子端末を利用する際は、登録カードの暗証番号
では、代理人が印鑑証明を取りに行く時は、こちらのものが必要になります。
・印鑑証明を必要とする本人の名前・生年月日・住所
・手数料数百円
代理人が取りに行く時は、本人の住所等が必要になりますので、あらかじめ本人に確認しておきましょう!
委任状の際の注意点をチェック
代理で委任状が必要になるケースもあります。注意点について確認しましょう。
印鑑登録を代理でする必要なもの
- 登録する印鑑
- 委任状
- 代理の家族の認印・身分証明書
後日、本人の自宅に書類が届き、役所へ行くと登録ができます。
印鑑登録カードをなくしてしまい、代理人に再発行してもらう場合
- 登録している実印
- 委任状
- 代理の家族の認印・身分証明書
- 横書きで一番上に「委任状」と記入する
- 日付(届けを出す日)
- ◯◯市長殿(届けを出す市区町村の相手)
- 住民票記載の住所・氏名・連絡先・生年月日・押印(届けが欲しい本人)
- 委任する内容
必要なもの
となります。
なくさないのが一番ですが、どうしても見つからない時ってありますよね。しかも自分は忙しくて役所に行けないとなると、焦ります。
また、本人が病気でいけない時なども家族で対応できたら、ありがたいですよね。委任状を持っていけば、家族でも対応できるので安心ですね。
委任状の書き方について
とはいっても実際、委任状はあまり書く機会がないので、どのように書いたらいいかわからないですよね。
簡単に書き方をご説明します。
例:私は上記(または下記)の者を代理人としまして、印鑑登録証明書申請に関する権限を委任致します。
・住所・氏名・連絡先・生年月日(代理人)
このような形で記入するのが望ましいかと思います。
なかなか使う機会はない委任状ですが、覚えておくと何かあった時などに使えそうですね。
代理取得は即日対応してもらえる?
代理で取得したい時に、即日対応できるかすごく気になりますよね。
前もって準備するのが一番いいですが、時間がない方はなかなか難しく、結局家族に頼むことになることもあると思います。
自分で取得する際・代理人が取得する際の即日対応可能かどうか表にしてみました。
自分で取得 | 代理人が取得 | |
印鑑登録済み | 即日可能 | 即日可能 |
新たに印鑑登録 | 即日可能 | 数日かかる |
登録カードを再発行 | 即日可能 | 数日かかる |
となります。自分取得する場合は、新たに印鑑登録・登録カードを再発行する際でも即日発行できるので、一番手っ取り早いです。
代理人が新たに印鑑登録・登録カードを再発行する際は数日かかりますので、一番いいのは自分で取りに行くことです。
お住いの市区町村によっては、証明書自動交付機が設置されている所があるそうです。平日仕事が休めない方・役所の窓口時間に行けない方など向けに時間外でも印鑑証明などが発行できるようになっています。
一度、市区町村に問い合わせし、そういったものがあるかどうか確認してみるのもいいかもしれません。
私はまだ、そのような交付機を見たことがありませんが、とてもいい機械ですよね。コンビニなどでも発行できる市区町村もあるみたいなので、対応している市区町村に住まわれている方が羨ましいです。
普段、中々使うことがない印鑑証明ですが、車やマンション購入を検討されている方は早めに登録をしておくと良さそうですね。