下着を脱いだ時にへそから臭いにおいがするのに気づくと、本当にショックですよね。へそのにおいが強烈だと、何か病気なのではないかと考えこんでしまいます。なぜへそがにおうのか、へそがにおう時のケアの方法といった情報を得て、へそのにおいに対する不安を解消しましょう。
へそが臭い原因について
服を着ている時にはあまり意識しませんが、下着を脱いだ時にへそから嫌なにおいがするのに気づいて愕然とする時がありますが、なぜへそが臭くなるのでしょうか。
へそはくぼんでいるので、皮脂、汗、垢、埃、石鹸の洗い残し等の汚れがたまりやすく、その汚れを栄養分として細菌が繁殖しまうためです。細菌が繁殖することによって不快なにおいが発生するのです。
へそに汚れがたまりやすいとはいうものの、へその手入れをほとんど行っていない人は多いです。へそを触るとお腹が痛くなるからあまり触らない方が良いという言い伝えをよく耳にしますが、その影響も多分にあるでしょう。
確かに、へそを触ることによってへその下にある腹膜の神経が刺激され、へその周辺に痛みを感じる事がありますので、へそを触るとお腹が痛くなるという話はうそではありません。
ですが、へその手入れをしなければ確実に汚れがたまり、細菌が繁殖してにおいを発するようになりますし、細菌感染でへそが炎症を起こす危険もあります。
へその手入れは、へそを刺激しないように丁寧にすれば、しても大丈夫です。へそを触りすぎて皮膚を傷つけてしまうのは禁物ですが、週2回程度、へそに汚れをためないようにするケアを心がけましょう。
へそが臭いのは病気なの?
単にへそが臭いだけあれば、へその汚れが原因ですので病気ではありません。ただし、においだけでなく、へそが赤くなったり、腫れて痛みがあったり、へそから膿が出たりする場合は、臍炎(さいえん)や尿膜管遺残症といった病気の可能性があります。
へそに異常を感じた時は、まず皮膚科を受診しましょう。尿膜管遺残症の場合は泌尿器科が専門ですが、最初から自分が尿膜管遺残症だとは分からないことが多いです。
もし尿膜管遺残症と分からずに皮膚科を受診し、尿膜管遺残症の可能性があると診断された場合は、泌尿器科で受診するようにしましょう。
臍炎は、産まれたばかりの赤ちゃんがかかりやすい病です。へその緒(臍帯)が取れた直後のへそは細菌が侵入しやすいためですが、大人でも、へその皮膚にできた傷から細菌が入って臍炎にかかることがあります。放置しておくと、へその周囲の腹膜に細菌が感染して腹膜炎を発症し、命に関わる危険があります。
尿膜管遺残は、母親のお腹の中にいた時に膀胱と母体をつないでいた尿膜管が産まれた後も閉じずに残ってしまっている状態ですが、そこに尿が漏れ出したり細菌が感染したりして炎症が起こると尿膜管遺残症を発症します。
へそが臭いことそのものは病気ではありませんが、細菌が繁殖して病気を引き起こしやすい状態になっているサインですので、病気を予防するためにはへそのにおいに注意しなければなりません。
へその正しいケア方法について
まず抑えておきたい点としてへそからの悪臭を防ぐために常にへそを清潔に保つのは重要ですが、へそはデリケートな部分であり、決して乱暴に触ってはいけません。
へその皮膚は薄いので、爪を立てたりすると傷ついてしまいます。傷から雑菌が入ると炎症を起こす恐れがあります。
へそのケアは、入浴の時に行うと、水分で汚れがふやけて汚れが落ちやすくなるので楽に行えます。あまり頻繁にやりすぎても皮膚を傷める恐れがあるので、頻度は週1~2回程度が目安です。
・へそに指を入れて洗う時は、石鹸やボディーソープ等をしっかり泡立て、爪で皮膚に傷をつけないように注意しながら、力を入れずに軽く回すようにして洗いましょう。湯船にしっかりとつかると、へその汚れがふやけてより落ちやすくなります。
・へそに汚れがたまり始めているようであれば、綿棒と刺激の少ないオイル(オリーブオイルやベビーオイル)で手入れをしましょう。オイルを直接おへそに少量たらしてしばらく待つと、汚れがふやけて落ちやすくなるので、綿棒でやさしく汚れを拭き取りましょう。へそを傷つけないために、綿棒は奥まで突っ込まないようにしましょう。
最近では、へその汚れをきれいに落とすお掃除キットも販売されており、手軽にへそのケアが行えるようになっています。
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へその皮膚への負担を減らすためにも、ケアをする時は、一度の手入れでキレイにするというよりは、少しずつ汚れを落とすようにしましょう。
まとめ
- へそが臭くなるのは細菌が増殖するため
- へそが赤くなったり、腫れて痛みがある場合は病気の可能性も(その場合は皮膚科へ)
- へそはデリケートなのでケアする際は乱暴に行わない
- 頻度は週1~2回程度が目安
もし臭いを感じた場合は一度丁寧にへそのお掃除をしてみましょう!