風邪を引いていて熱もあるのであれば咳が止まらないならわかる。
けど熱はなく風邪っぽいわけではないのに咳が止まらない事ってありますよね。原因もよくわからず大丈夫だろうか…とふと心配してしまいますものです。
今回の記事では熱はないけど咳が止まらない原因や対処法について確認していきましょう。
熱はないのに咳が止まらない原因は?
咳が続く原因にはさまざまなものがあります。ここでは主な原因をいくつか挙げていきます。
アレルギーによるもの
アレルギーは、咳の一般的な原因の一つです。花粉やハウスダスト、動物の毛など、さまざまなアレルゲンが喉や気道を刺激し、咳を引き起こします。
アレルギー反応は通常、目のかゆみや鼻水、くしゃみなど他の症状を伴います。
喘息の可能性
喘息は、気道が狭くなり、呼吸が困難になる病気です。喘息の発作中に咳が頻繁に発生し、特に夜間や早朝に悪化することが多いです。
喘息の症状には、息切れや胸の圧迫感なども含まれます。
喉の乾燥や刺激
喉が乾燥すると、咳が出やすくなります。これは特に冬の寒い時期やエアコンを使用している室内でよく見られます。また、煙草の煙や大気汚染などの刺激物も喉を刺激し、咳を引き起こすことがあります。
逆流性食道炎
逆流性食道炎は、胃酸が食道に逆流することで生じる病気です。この酸が喉を刺激し、咳を引き起こすことがあります。特に横になると症状が悪化しやすいです。
胸の痛み、胸焼けなどある場合は、逆流性食道炎が疑われます。
心因性咳嗽
心因性咳嗽は、ストレスや緊張によって引き起こされる咳です。このタイプの咳は、医学的には原因が見つからないことが多く、心理的な要因が関与しています。適切なカウンセリングやリラクゼーション法が有効です。
特にストレスを感じる事が多い状況で咳が続くようなら疑っても良いでしょう。
といったように、熱はないのに咳が止まらない原因はいくつもあり何が原因かわからない事が多いです。長く続くようであれば一度病院で検査してもらう事をオススメします。
咳が止まらないけど熱はない時の対処法
上記で紹介した通り原因が複数あり特定出来ない事がありますが咳が止まらない場合、いくつかの対処法があります。以下に紹介します。
湿度を保つ
室内の湿度を適切に保つことは、喉の乾燥を防ぐために重要です。加湿器を使用するか、濡れたタオルを部屋に置くなどの方法で湿度を維持しましょう。
アレルゲンを避ける
アレルギーが原因の場合、アレルゲンを避けることが重要です。花粉の多い時期には外出を控えたり、ハウスダスト対策として定期的に掃除を行うなどの対策を行いましょう。
十分な水分補給
水分を十分に摂ることで、喉を潤し、咳を和らげることができます。水や温かいお茶などをこまめに飲むようにしましょう。
医師の指示に従う
咳が長期間続く場合は、必ず医師の診察を受け、適切な治療を受けることが大切です。
医師の指示に従って薬を服用し、生活習慣を見直すことが求められます。
一時的な咳には、市販の咳止め薬が効果的な場合もあります。ただし、症状が続く場合は医師の診察を受けるようにしましょう。
熱はないのに咳が止まらない場合は何科へ行くの?
熱はないのに咳が止まらない場合、何科に行けばよいのか迷ってしまう人もいるのではないでしょうか。
一般的に、風邪をひいたときには内科に行く人がほとんどかと思われますが、熱がなかったり2週間も3週間も咳の症状だけが続いている場合には内科以外の科を受診されるのが良いことも考えられます。
咳だけがひどく続いている場合には、ぜんそくや気管支炎、百日咳、マイコプラズマ肺炎などが考えられ、内科だけでは症状が治まらない可能性がありますので呼吸器科も一緒に受診されるのが良いでしょう。
たとえば喘息や気管支炎などは風邪をひいたことがきっかけとなってひどくなることもあります。
その場合、ただ咳や痰に効く風邪薬を服用するだけは治らないのでステロイドによる吸入剤や酸素投与などで治療することもあり、幼児の場合は入院して治療を行うこともあります。
しかし、自分ではなかなか判断できないこともあるかもしれませんのでまずは内科で検査を受けてはっきりしない場合には呼吸器科、咽頭科、耳鼻科などを受診して診るのが良いでしょう。
自分では判断が出来ない場合は総合病院に行く方があちこち通う手間が省けて良いでしょう。
ざっとまとめると
・咳だけが止まらない→呼吸器科
・自分では判断が出来ない→内科または呼吸器科などが入っている総合病院
といった感じで良いでしょう。
最後に
咳が止まらないけど熱はない時の原因や対処法について紹介してきました。
咳だけの場合は風邪ではなく気管支関連が原因である可能性もあり自分では判断出来ない事が多いです。
なかなか治らない場合はこれ以上悪化する前に病院に行くようにしましょう。