口の血豆の原因や治し方について

口 血豆 原因

口の中に出来てしまった血豆。

小さい程度で終わってしまうもので済めば良いのですが、何度も噛んでしまったり口内炎が悪化した時に出来てひどい時は泣きたくなるほど痛いものです。

そんな口の血豆の原因や治し方。病院は何科に行けば良いか紹介していこうと思います。

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口の血豆が出来る原因について

頬の内側や舌に血豆(血腫)ができてしまったという経験のある人は多いと思いますが、その原因は大きく分けて4つあります。

口内を噛んでしまう。

1つは噛んでしまった、噛み合わせが悪いことによる刺激によるものです。
頬の裏側を噛んでしまうことにより、毛細血管が切れて内出血を起こしている状態がそれにあたります。

食べ物を噛む時に間違えて噛んでしまうことは問題ないのですが、人によってはストレスにより無意識に頬の内側を噛んでいることがあるので注意が必要です。

口内炎の悪化

2つ目は口内炎が悪化することによります。
口内炎は炎症を起こしている状態です。そこに細菌などによって症状が悪化すると出血を帯びることがあり、その場合血豆となります。

外部からの衝撃によるもの

3つ目は外部からの衝撃です。打撲や衝撃により、頬の内側などに内出血が起きてしまった状態なので、1つ目と同じく時間の経過と共に治ります。

病気によるもの

そして4つ目は病気の可能性です。
まず考えられるのは悪性の血腫です。良性と悪性の見分け方は、長期で存在するか否かです。
いつの間にかできていて、いつまでも治らない場合は専門の診察を受けることが望ましいです。

また、血腫のできる頻度がかなり高い場合には、再生不良性貧血や特発性血小板減少性紫斑病が原因ということも考えられます。

4つ目の病気の可能性はそこまで高いわけではないですが、3つの症状どれにもあてはまらないのに口の血豆が出来た場合ありえます。
なかなか治らなかったり原因がわからない場合は病院に行った方が良いでしょう。

口の中の血豆の治し方

これらの血豆の治し方は、基本的には何もしないのが一番です。
というのは、血豆というのは良性の血腫です。放置しておけば人間の自然治癒力で皮膚や組織が再生して元通りに戻ります。

とはいっても血豆を噛まないように気をつけたり口の中を清潔にしておくなど最低限はしておいた方が良いでしょう。

一方、口内炎は細菌やウィルスにより炎症している状態なので腫れの状態で別物です。

血豆の状態で、皮膚を傷つけて血液を絞りだすと治りが早いと思う人もいるかもしれませんが、
傷から細菌が入って、炎症を起こしてしまう危険があります。そしてその後は痕になってしまう可能性が高くなるので、それはせずに放置しておく方が綺麗に再生します。

悪性の血腫だった場合は、いわゆる癌ですので早急に手術で切除することが必要となります。
あまりない事ではありませすが、口の血豆にはこういった可能性もあるという事を覚えておいてください。

このような理由があるため、良性の血腫の場合にはなにもせずに放置しておくのがベストな方法です。
ただし、噛み癖のある人や歯の噛み合わせの悪い人は同じところをまた噛んでしまい、炎症を起こしてしまうこともあるので注意が必要です。


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口にできた血豆は何科で診察するのか

病院
とはいえ自分で良性か悪性かなんて判断がつかないもの。
という事で血豆が出来てしまった場合は早いうちに病院に行きこれ以上の悪化を防いだ方が良いでしょう。

口に出来た血豆は基本的には口腔外科で診察を受けます。

出来てしまった血腫が

・良性か悪性かという診断、
・レーザーで除去する場合の処置、頻発するので診てほしい、
・皮膚が破れて血が出て止まらない、

など全てが対象となります。

ただし、悪性の血腫だった場合には血液内科でも診察の対象となります。
また、皮膚科や耳鼻咽喉科でも診察可能な場合もあります。

一方口内炎についても、基本的には口腔外科ですが、皮膚科や耳鼻咽喉科でも診察が受けられるところが多くあります。
その場合の治療は血腫と同じく自然治癒を促す、または炎症を抑える塗り薬を処方されることが多いのですが、
炎症が酷い場合には抗生物質を処方されることもあり、血腫に比べて治療方法が多岐に渡るという特徴があります。

ともかくまずは口腔外科に行き血豆の状況について診察してもらいましょう。

まとめ

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口の血豆の原因や治し方。病院は何科へ行けば良いか紹介してきました。

基本的には何もしなくても治っていきますが、なかなか治らず痛みが悪化する場合は口腔外科などで診察してもらいましょう。

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