前回のノロウイルスの記事で2015年のノロウイルスは大流行する可能性があると話がありました。
それは今までとは違う新型のノロウイルス「GⅡ.17」が2015年になって報告されているからです。
では新型のノロウイルス、GⅡ.17についてや予防について紹介したいと思います。
ノロウイルスの新型GⅡ.17について
従来のノロウイルスの遺伝子が変異した新型のノロウイルスGⅡ.17。
今までの遺伝子とどこが変異したかというとヒトへの感染のしやすさについての変異。
つまり一度感染して出来た免疫等が意味をなさなくなったという事を示します。
症状としてはやはりおう吐や下痢などの症状を起こすのですが、
免疫が意味をなさなくなった以上、二次感染の確率も高まります。
つまり2006年や2012年のような大流行の恐れがあります。
(2012年も当時のノロウイルスから変異したもの)
なので例年以上にノロウイルスに対しての予防が必要になってくるでしょう。
新型のノロウイルスのピークは?
ノロウイルスのピークは11月から翌年3月。新型についてもこれは同様と考えられます。
寒くなる時期についれて急激に感染者が増加して暖かくなるにつれて感染者が減っていきます。
・ノロウイルスの特徴として
- 寒さに強い
- 乾燥に強い
- 牡蠣等の二枚貝などに汚染する
という特徴があり、結果として冬場に感染者が多いんです。
後にも説明しますが、アサリやハマグリ、牡蠣などの二枚貝を食べる際はしっかりとした加熱をした方がいいでしょう。
特に2015年は新型となっており免疫がなくなっている為、生で食べるのを控えた方がいいでしょう。
新型のノロウイルスの予防について
新型のノロウイルスも予防方法に関しては従来のものと同じで
- 設備、調理器具の除菌
- 食品の加熱による殺菌
- 手洗いをしっかり行う
- ノロウイルスの予防や対策については別記事で詳しく紹介しています。
など除菌、殺菌をしっかり行う必要があります。
特に人が集まるような場所ではヒトからヒトへの感染。ドアノブなどの接触感染もありえます。
なので公共の場所に行く時ほど手洗いをしっかり行った方がいいでしょう。
子供などは友達と外で遊ぶ事も多いかと思われますが、手指を介して口に入る接触感染の恐れがありますので
遊んだ後は手洗いを徹底した方がいいでしょう。
まとめ
新型のノロウイルスGⅡ.17について紹介しました。
ノロウイルスはワクチンもないのでかからないよう予防する以外の対策はありません。
予防や感染経路などをしっかり理解してかからないように気をつけましょう。