温泉やサウナ、または自宅のお風呂などでのぼせてしまったことってありませんか?
けっこう珍しいことではないのです。人によってはしょっちゅうのぼせてしまう方もいるんですよ。そんなお風呂ののぼせについて、原因や対処法、予防法などをまとめてみました。
お風呂でのぼせたときの症状について
お風呂につかっている最中、もしくはお風呂から出た途端にクラクラするなどのぼせの症状がでることがあります。具体的には以下のような症状があります。
- 心臓がバクバクする。
- 頭がポーッとする。
- 頭痛がする。
- めまいがする。
- 寒気がする。
- 吐き気がする。
- 立っていられなくなる。
体が危険信号を送っている状態ですね。はじめてのぼせた時には驚いてパニックになってしまうかもしれません。
特に子供や高齢者は体温調整がうまくいかないのでのぼせてしまう事が多いので注意が必要です。
のぼせて介護されている方などを時おり見かけることがありますよね。そうならないためにも、のぼせてしまったときの対処法を見てみましょう。
お風呂でのぼせてしまった時の安全な対処法をチェック
お風呂でのぼせてしまった時の対処法についてですが、とにかくまずは安全を確保しましょう。しゃがんで静まるのを待つことですね。
少し動けるようになったら、横になったり、タオルで冷やしたり、水分補給をしたりすると良いです。具体的には以下になります。
②スペースを見つけて、横になって休む。
③冷たいタオルで冷やす。(冷やすのは、首、わきの下、足)。
④水分を補給する。(冷たすぎると逆効果。常温が良い)。
といった感じになりますね。
万が一、顔色や唇の色が悪いなど蒼白状態だったなら、大事を取って早めに救急車を呼ぶようにしましょう。特に子供や高齢者の場合には注意が必要です。
お風呂でのぼせてしまう原因について確認しておこう
そもそものぼせはなぜ起こるのでしょうか?のぼせのメカニズムは具体的にはこんな流れになっています。
のぼせのメカニズム
②そして血圧が下がります。
③血流も良くなり、ポーッとのぼせてしまいます。
④いきなり立ち上がると、血圧が一気に下がります。
⑤めまいや立ちくらみなどの症状を引き起こすのです。
といった感じですね。特に熱いお湯の中に入っていたり長時間入っていればいるほどのぼせやすくなります。
少しでものぼせそうな感じがする場合は一度お風呂から出るようにしましょう。
お風呂にのぼせやすい人について
のぼせやすい体質の人は、以下の通りです。
- 貧血気味の人。
- 体力がない人。
- 血液がドロドロしている人。
- 自律神経が乱れている人。
- 日頃から血圧が高い人。
- お湯の温度が高すぎる。
- 入浴時間が長すぎる。
- 腕や肩などを出さずに、全身すっぽり湯に入れている。
またのぼせやすい入浴の特徴は、以下の通りです。
いかがですか?よくお風呂でのぼせる事がある人は心あたりがあるのではないでしょうか?
原因が分かれば、予防法も見えてきますよね。気になる予防法をまとめてみました。
よくのぼせてしまう方へ。予防法を確認しておこう
よくのぼせてしまう方の場合、お風呂はトラウマの1つかもしれませんね。しかし、何かが間違っているからのぼせるのかもしれませんよ。予防法を確認してみましょう。
入浴のポイントを押さえましょう。以下になります。
・入浴時間は長すぎないこと。
・全身すっぽり湯に入れるのではなく、腕や肩は出しておく。
・頭に冷たいタオルをのせておく。
・入浴前にしっかり水分補給しておく。
・お湯から出るときは、いきなり立ち上がらない。(←超重要です!)。
またよくのぼせてしまうという方向けの具体的な予防法はこんな感じ。
しっかり水分補給しておく。
入浴中・・・ちゃんとかけ湯をする。(体に入浴を教えてあげる)。
いつも熱いお風呂に入っている人は、湯の温度をぬるめにする。
入浴後・・・出るときはゆっくり立ち上がる。
しっかり水分補給をする。
といった感じになります。のぼせた事がある人については特にポイントの部分を気にした方が良いでしょう。
また汗で水分が失われるので水分補給も大事ですね!
脱水症状にならないよう水分をしっかりとるようにしましょう。
最後に
お風呂でのぼせた時の対処法や予防について紹介してきました。
ついつい長風呂するとのぼせてしまう事があるので気を付けたいものですね。少しでも身体の異変に気付いたら早めに出るようにしましょう!