蓄膿症になると鼻がつまったりなんだか臭ったり…
と不快な症状が起こりがちなんですよね。
鼻が詰まると寝る際に息がしずらくなり睡眠の質が下がってしまい良い事がありません。
今回の記事では蓄膿症の症状の原因や改善方法、チェックポイントなどについて紹介していこうと思います。
蓄膿症の症状について
昨今ではアレルギー性鼻炎や風邪が長引いてしまうと蓄膿症にかかることがあります。
鼻炎や鼻風邪だろうと勝手に自己判断をして治療を行わず放置してしまうと病気が進行して
なかなか治らなくなってしまう可能性もあるんですよね。
蓄膿症は正式には慢性副鼻腔炎といい、蓄膿症の症状については、ほとんどのケースは、
いわゆる鼻風邪といわれる急性副鼻腔という病気が長引いてしまった事によって引き起こされるのが特徴です。
ウィルスや細菌により副鼻腔にある粘膜が炎症を起こして、ウィルスや細菌を鼻水とともに身体の外に追い出す力が弱まってしまい副鼻腔に膿が溜まっている状態になっています。
溜まってしまった鼻水や膿、ウィルス、細菌などによって副鼻腔にある粘膜に傷がついてしまい、炎症を引き起こすために、
その炎症が原因となって病原体が増えていき、もっと炎症がひどくなってしまうという悪循環を引き起こしてしまうのが特徴になります。
蓄膿症の主な症状としては鼻水や鼻づまり。
それだけだと風邪とあまり変わりませんが、血がまじっていたり黄色や緑色のものが出たりします。
それが長く続くようであれば蓄膿症と疑った方が良いでしょう。
蓄膿症の症状を改善する方法
蓄膿症の症状を改善する方法は、患者さんに現われている病状により違ってきますが、
今の治療法では、ほとんどの方法が副鼻腔で起きている炎症を抑えて、副鼻腔に溜まってしまっている膿を全部取り除くという方法を採用しています。
昔は口内や顔にメスを入れて切り開いて膿を取り除いていましたが、時代と共に医療技術が進歩することによってメスを入れて切り開くこともなく膿を取り除くことができるようになっています。
薬剤をミスト状にして鼻や口から吸入させる治療も、よく使われておりそれをするだけで1ヶ月程度で治ります。
蓄膿症といっても軽い症状であればそこまでは大変な症状ではありません。
ただこれらの治療を何度か繰り返しても症状に改善が見られないほど症状が重いときには手術という方法がとられる場合もあります。
手術も今では、鼻の穴の中を切開する手術になっているので、安心して受けることができます。
病状が軽い場合は日帰り手術も可能なときもあります。
とはいってもこれは本当に重くなってしまった場合の症状。
蓄膿症をほっておくとここまでする可能性があるという事で少しでも蓄膿症の疑いを感じたのであれば
早いうちに病院に行った方が良いでしょう。
自宅で改善する方法について
基本的に蓄膿症は耳鼻科にいって処方したり内服薬を服用して改善していくのですが、自宅では
- 鼻うがいを行う
- 空気をキレイに保つ
- 免疫力を高める
といった事が蓄膿症の改善に繋がります。
注意
鼻うがいは粘膜に付着した最近を取り除いてくれるので
蓄膿症に限らず花粉症や風邪、インフルエンザの予防に優れているのですが、
体液と同じ塩分濃度である0,9%の生理食塩水を使用して行わないと鼻粘膜を傷つける結果となり、よけいに悪化する原因となります。
鼻うがいを実践する際は正しい知識を入れて実践するようにしましょう。
蓄膿症は普段の生活習慣を見直すことによって予防することが可能です。
普段自分が行わないような特別な事をする必要があるのではないかと考えがちですが、案外簡単な方法で予防する事ができます。
そのためには、免疫力を向上させる必要があります。
免疫力を向上させるためには栄養バランスがとれた食事を摂ることを心がけ、少しずつでいいので毎日軽い運動をすることを生活に取り入れる必要があります。
身体をしっかり休ませるために、できることなら睡眠時間を七時間は確保したいところです。
近頃はハウスダストが原因でかかることも多いため、普段過ごしている部屋が清潔に掃除がされているかや、ホコリだけでなくダニやノミ、カビなどが発生していないどうかを確認する必要もした方が良いでしょう。
このような生活の見直しをしながら過度なストレスを溜めてしまわないようにすることも大事です。
蓄膿症の症状のチェック方法
蓄膿症の症状のチェック方法は、鼻水が出たり、鼻づまりが起こったりという症状などから、判断するという方法もありますが、
勝手な自己判断でかえって悪化しては本末転倒ということになりますので、気にかかる症状がある場合は耳鼻科などの病院に行って診察を受ける必要があります。
- ドロッとした黄緑色の鼻水が出る
- 風邪や花粉の時期ではないにも関わらず鼻がつまっている
- 鼻の中からなんだか嫌な臭いがする
- 食べ物の味やニオイがわからない事がある
- 頭痛がたびたび起こりぼーっとする事がある
っといった症状であれば蓄膿症の疑いを持った方が良いでしょう。
蓄膿症は何科に受診すれば良い?
蓄膿症(副鼻腔炎)を疑う場合は、耳鼻咽喉科を受診するのが適切です。耳鼻咽喉科の専門医が、副鼻腔の状態を確認し、必要な治療を提供してくれます。
蓄膿症の症状には、鼻づまり、鼻水、顔の痛みや圧迫感、頭痛、発熱などがありますので、これらの症状が続く場合は早めに受診することをおすすめします。
最後に
蓄膿症の症状の原因や改善、チェック方法について紹介してきました。
蓄膿症は症状を放置していると悪化する事が多く再発する事もあります。少しでも蓄膿症の疑いを感じたのであれば早いうちに受診するようにしましょう!