お腹がいっぱいなのに、なぜか「お腹が鳴る」・・そんな経験された事ってありませんか?
こんな時に限って大切な人が側にいたり、会議中に大きな音でお腹が鳴ったり…、とても恥ずかしい思いをしますよね。
1度ならまだしも、何度も鳴ると逃げだしたくなってしまいます。という事で空腹でもないのにお腹がなる原因や対処法について確認していきましょう。
お腹が空いてないのにお腹がなってしまう原因について
まず最初に確認しておきたいのですが、まずお腹が鳴るのは自然な事であり健康な事なんです。
胃や腸の収縮運動でお腹の中の空気が圧縮→お腹がなるというのが原因です。
消化された食べ物は胃から十二指腸から、大腸、そして小腸に送られ、送り出される時にお腹の中でガスが発生します。
胃に食べ物がなくなり、お腹が空いてくる事で「お腹が空いた事」を脳が察知し、胃が次の食べ物を受け入れる準備の為に収縮を始めるのです。
この収縮時になるのが、空腹時に鳴る「腹鳴」と言います。ただそれはお腹が空腹時の時。
お腹が空いてもいないのになってしまう事もあるんです。
満腹時でもお腹がなる事も
通常では、
①食事は口から運び、
②胃に運ばれて消化され、
③腸を通過し肛門へと進み
排便とされ体外に出ます。
食べ物の通過時で、胃から腸に移動する時点でガスが発生し、ガスが腸を動く度にお腹で音が鳴るのです。
満腹時にお腹が鳴っているのは、意外ですが腸が活発に動いている事で音が鳴ると言う事です。
着る物でもお腹が鳴る事も
信じられないかも分かりませんが、着る物によって、お腹が鳴る事もあります。
お腹周りを強く圧迫する様なデザインの服装の場合には、胃や腸の動きを悪くする事も考えられています。
例えば、ウエストがゴム仕様になっている場合でゴムがきつい場合やベルトで締めすぎた場合は気をつけた方が良いですね。
ストレスでお腹がなる事も
意外と思われるかもしれませんがストレスでお腹が鳴る事もあります。
ストレスが溜まる事で自律神経が乱れる。というのは聞いた事もあるかと思います。この自律神経の乱れというのは厄介でして、
自律神経の乱れが腸の活動を正常に働かせなくなりガスがうまく排出されず結果としてお腹がなる原因となるのです。
最近イライラしていて急にお腹が鳴り出したのであれば要注意です。
また日常のストレスや肉体疲労でも、精神バランスの崩れに繋がり、腹痛やお腹の張り、お腹が鳴る症状などや下痢や便秘になります。
出来るだけストレスは溜めないようにしたいのですが、刺激物を控え、腸内環境を整える事が必要です。
症状に応じて整腸剤や、ヨーグルトを摂取して善玉菌を増やすのもお薦めですが、ストレスや早食い等の分かっている原因を排除する事で予防出来ると思われます。
といったように実は空腹ではなくてもお腹がなる原因は色々あるのです。
病気の可能性もあるので注意!
お腹が空いている、空いていないに関わらず鳴り続けている場合には、もしかして「胃腸炎」を起こしている事も考えられます。
また、お腹が鳴っているだけでは無く、痛みを伴っている場合には「過敏性腸症候群」も考えられます。
過敏性腸症候群
胃腸に変わりはなく、お腹に不快感があり、下痢及び便秘が起きる。
突然に下痢になったり、便秘になったりと又は交互に繰り返されたりの症状があります。お腹がなるだけでなく痛みも伴います。
特に食後に起こる事が多く、突然に症状を起こす事もあり、いつ起こるか分からない事が心配で症状を起こす事もあります。
過敏性腸症候群になったら、自分の状況を良く理解して長い目で治療をする事が大切です。
胃腸炎
胃や腸で何らかの炎症が起こる事を胃腸炎と呼んでいます。
腹部に「痛みや吐き気、気持ち悪さ」などや、音がゴロゴロ聞こえる場合もあります。
原因として考えられるのは、腸に負担を掛け過ぎたり、お酒を飲み過ぎたりする事で発病が見られますが、ひどい痛みがある場合には医師の診断をお薦めします。
お腹が鳴るのをとめる方法は?
といった感じで空腹でもないのにお腹がなる原因について紹介してきましたが、やはり女性の場合は「人前でお腹が鳴るのは恥ずかしい」と思うのが通常だと思います。
という事で少しでもお腹が鳴るのを止める方法について確認していきましょう。
ゆっくり食べる
食事をする時には、ゆとりを持って良く噛んで食べるように心がけると良いですね。
飲み物などを飲む時も、一気飲みや急いで飲んだ場合には空気も一緒に沢山飲む事になり、ガスが発生し易くなってしまうと言われています。
間食を行う
完全にお腹がすく前に、少しだけ食べ物(チョコレートや飲み物)を入れるだけで、ガスの発生が抑える事が出来、お腹が鳴る事も抑えられるそうです。
会議中や静かな場所に行く前に試してみては如何でしょうか。
背筋を伸ばす
体制が悪い(猫背など)と胃を圧迫してしまいお腹がなるのを促進させてしまう事もあります。
なので少し鳴ったと思ったら一度背筋を伸ばすようにしましょう。
空気を取り込んでお腹を膨らませる
これは複式呼吸のようにお腹を膨らませるように空気を取り込む方法です。
お腹を膨らませる事で一時的に胃腸の動きが抑えられお腹が鳴るのを抑える事が出来ます。手軽に行う事が出来ますし、上記の事とセットで行いましょう。
何かでごまかす
それでも鳴るようでしたら他の事でごまかすという方法も選択肢としてありでしょう。
くしゃみをしてみたり、咳でも良いと思いますし、キーボードの音でも多少はごまかせますが、正直に「お腹が空いちゃいましたぁ…」と開き直って見るのも一つですね。
といったように何度もお腹がなるのも恥ずかしいですし、上記の事を一度実践してみましょう!
最後に
空腹ではないのにお腹がなる原因と対処法について紹介しました。
お腹がなる原因にも色々とあったりするんですよね。でも何度もなってしまうのは恥ずかしいもの。少し鳴ったと思ったら
- 背筋を伸ばしたり
- 複式呼吸のように空気を取り入れてみたり
- 少し間食をしてみたり
- せきやくしゃみなどでごまかしてみたり 笑
と鳴るのを抑える為にも色々と実践してみましょう。