血液検査のCRPが高い原因を要チェック。

血液検査 CRP

健康診断や人間ドックで血液検査を受けた際に
CRPが基準値より高いと診断された事はありませんか?

CRPってなんの事かわからないけど異常値だと心配になりますよね。
今回の記事では血液検査のCRPが高い原因や基準値より下げる方法について紹介したいと思います。

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血液検査のCRPとは?

まずはCRPってどんな値なのかを確認しておきましょう。

血液検査におけるCRP(C-リアクティブ・プロテイン)とは炎症反応で
体の中のどこかで炎症が起きていたり細胞が壊れている場合に増加します。

よくインフルエンザなど感染症にかかった際にCRPが高いと診断される方が多いのですが
骨折、やけどなどでも正常値より上がったりするんですよね。外傷や感染症程度であればそこまでは問題ないのですが、

強い炎症だった場合は肺炎や心血管などの可能性があります。
他の検査結果との組み合わせにより重症になる前のリスク予知だったり病気の進行度の状況の判定としてCRPの測定が行われています。

血液検査のCRPの高い原因や基準値について

主にCRPが上がる原因はインフルエンザやアデノウイルスなどウイルスが原因だったり
外傷や熱傷などの炎症でも上がります。

CRPが上がる原因をざっと上げるとなると

  • ウイルス感染症(インフルエンザ、アデノウイルス、ロタウイルスなど)
  • 細菌性感染症(髄膜炎菌性髄膜炎、結核など)
  • 熱傷、外傷などによる炎症
  • 急性胃炎
  • 特に高い数値だと

  • 悪性腫瘍、心筋梗塞、白血病、脳梗塞

などがあります。
インフルエンザなどで正常値を超えた場合心配になる方が多いのですが、
一時的に上がっているだけなのでそこまで心配する必要はないでしょう。

ただインフルエンザなどで完治してもCRPが高い場合は別で原因がある可能性が高いです。
検査する度に正常値を超える場合は精密検査をしても良いでしょう。

CRPの基準値について

CRPの基準値はざっとまとめると

状態 数値 病気
正常値 0.3以下
軽い炎症または初期の炎症 0.4~2.0 ウイルス感染症、風邪など
やや強い炎症 2.1~10.0 細菌感染症、外傷など
強い炎症 10.0~ 肺炎、腫瘍、関節リウマチ、ガンなど

といった感じです。特にどこも異常がなければ限りなく0に近く
ウイルスに感染したり外傷をした場合は3~4ぐらいになるといった感じです。

症状によっても違ったりしますが、
5以下であれば薬を出して終わりという事が多いのですが、10以上であると重症の事も多く、再検査や入院を勧められる事もあります。

あくまでこの数値は基準なだけでインフルエンザでも症状が重ければCRPの数値が上がる事もあります。
なのであくまで基準とだけ思っていただければと思います。


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CRPが正常値より高い場合でも焦らない

ざっとCRPについて説明しましたが、どうしても正常値より高い場合は
本当に大丈夫なのだろうか…と心配になってしまうものですよね。

ただ怪我やウイルス感染症は治ってしまえば正常値に戻ります。
つまり一時的に上がっているだけで常に高い数値ではない事が多いんです。

これを知っているかどうかで不安も大分和らぐのではないかと思います。

ただ、完治したとしても正常値に戻らなければ炎症など他の問題があったりします。
CRPはあくまで炎症反応であり病気を特定するものではないので、

健康診断や人間ドックで正常値より高いと判断されたが、上記の事にもあてはまらず原因がわからない…
そんな場合は医師に診断してもらった方がいいでしょう。

まとめ

血液検査のCRPが高い原因や基準値について紹介してきました。

CRPに関わらず正常値の範囲内を超えてしまうのは大丈夫なんだろうか…
と心配になってしまうものです。

CRPが高くなる原因については上記の事についてですが、
それでも心配の場合は早いうちに病院に行き原因について調べてみましょう。

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