冬になると寒くなってエアコンをつける家庭も多いと思いますが、
「エアコンの暖房の最適温度は何度なんだろう?」
「設定温度が高いと電気代もかなりかかるのだろうか」
と疑問に思う方もいると思います。
という事でエアコンの暖房の最適温度や少しでも電気代を安く出来るよう節電方法についても紹介していきます。
エアコンの暖房の設定温度の目安について
まずエアコンの暖房の設定温度の目安について紹介していきましょう。
環境省は20℃を推奨
まずご存知の方もいるかもしれませんが、環境省によるとエアコンの暖房の質問の目安を20℃に設定しています。
「いやいや、20℃じゃまったく暖かくならないでしょ!」
とツッコミを入れたくなる気持ちもわかります。実際私もそう思います 笑
という事で色々調べていた結果エアコンに関する意識調査によるアンケートをLIXIL様が取られていたのでご紹介しますが、
冬のエアコンの最適温度を28度にする方が21%と他を抜いてぶっちぎりで一番でした。
その次に25度、そして20度という結果でした。
20度の設定温度が3番目に来ているのは環境省が推奨している事が理由なだけあって推奨されていなければもっと低いのではないかと予想しています。
という事で暖房の設定温度の平均としては25~26度に設定している事が多いようです。
ただし、電気代もそれだけかかる
ただ、電気代も温度を上げれば上がります。
まず冬場の電気代の平均について抑えておきたいのですが1月の平均が
世帯人数 | 月の電気代の平均 |
---|---|
1人世帯 | 9,340円 |
2人世帯 | 15,130円 |
3人世帯 | 17,992円 |
4人世帯 | 19,061円 |
5人世帯 | 21,453円 |
こうやって見ると電気代ってけっこうかかりますよね。
この料金はエアコンだけではありません。ただ電気代の半分以上を占めるのはエアコンと言われているほどエアコンの電気代は大きいです。
設定温度を2度下げると10%の節約
一般的に言われている事ですが、エアコンの暖房の設定温度を2度下げれば10%の電気代の節約になると言われています。
10%となるとけっこう大きいですよね。つまり暖房の設定温度が20度と28度では電気代に大きく差が出てしまうんです。
なので出来る限り設定温度を下げてかつ部屋内を暖める。これが電気代を節約する為の必須条件といえるでしょう。
エアコンの暖房の際の節電方法について
では少しでも電気代を抑える為にも節電方法について抑えておきましょう。
風量を自動運転にする。
自動運転モードは室温を設定温度まで一気に暖めてその後は送風などに変わります。
じわじわ上げても電気代がかかると「強」のままでも当然電気代がかかります。
なので少しでも電気代を抑える為にも自動運転モードにしましょう。
加湿器などで湿度を上げる
冬は乾燥して湿度が下がりますよね。湿度が下がると乾燥して皮膚から水分が蒸発して体温が下がりやすくなります。
つまり加湿器を使用する事で体感温度も上がるというわけです。
のどの乾燥を防いだりインフルエンザの予防対策になったりと加湿器は実は色んな方面で万能だったりするんです。
湿度の上げすぎには注意
とはいえ湿度を上げすぎには注意が必要です。
というのも湿度を必要以上に上げすぎると結露が生じてしまいカビが発生してしまうからです。
なので湿度は50%程度に保つようにしましょう。
エアコンの噴出し口を下向きに
暖かい空気は上昇してしまうというのはご存知でしょうか。
つまり拭きだしの部分が上を向いていると中々暖まらないんです。これ実はけっこう重要で上向きと下向きで暖かく感じるまでに大きく差があるんです。
なので風向を下向きに固定して利用するようにしましょう。
フィルターの掃除をする
これはよく言われている事ですがフィルターの定期的な掃除はやはり電気代の節約となります。
ゴミが溜まると熱が届かず暖房効果が弱まるんですよね。定期的な掃除をするかどうかで1~2割の電気代に差が出るとも言われています。
めんどくさいと感じるかもしれませんが2~3週間程度でフィルターの掃除をささっとしてしまいましょう。
エアコンの効きが悪い場合。
色々と試してみたけど、暖房が効かない。または全然暖かくならない場合はエアコン以外の原因も考えられます。
エアコンの暖房が効かない原因を別の記事でまとめましたので、そちらを参照してみてください。
最後に
エアコンの暖房の設定温度の平均や節電方法について紹介してきました。
いかがだったでしょうか?エアコンの暖房は設定温度を高くしたいのですが、その分電気代も高くなってしまいます。
環境省の理想の設定温度とまではいかなくても上記のものと組み合わせて設定温度を落とし電気代の節約を心がけてみましょう!