インフルエンザの熱は何日続く?

熱

冬になると猛威を振るうインフルエンザ。

まれに高熱が続き、何日経っても下がらないことがあります。仕事など休めないと考えられる方もいますが学校や会社へ行くのは熱が下がってからでなければ行けません。

今回はインフルエンザの発熱期間、外出禁止期間、解熱しない時の対処法などについて説明します。

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インフルエンザの熱はおよそ何日ぐらい続く?

疑問

インフルエンザを発症すると38度~40度程の高熱が出ます。

ですが高熱の症状が現れる期間はそう長くなく、安静にしていれば基本的には1日~3日、長くても5日で治まります。

もちろん熱が下がるのに要する期間は個人差があります。

日頃から適度な運動をしていて体力のある人は回復が早く、体力がない人程回復が遅い傾向にあります。

チェック
熱は身体が抵抗力や免疫力を上げて体内のウイルスを退治するために機能している証拠です。

普段から運動不足で体力がない人や極度に疲れている場合などは免疫力が不足しているため、発熱して抵抗力を上げてもなかなかウイルスを退治出来ずに長引いてしまいます。

また、5日以上発熱が続く場合は合併症を引き起こしている可能性があります。

インフルエンザの外出禁止期間について

期間

インフルエンザは感染症です。

他者にうつさないためにも、基本的には外出禁止で自宅での安静を求められます。もちろん、通学や出勤も停止となります。

学校の場合、インフルエンザは「学校保健安全法」という法律によって出席停止を義務付けられています。

その期間は「解熱後2日間、発症後5日間」は出席停止となり、たとえ症状が回復しても登園、登校することは出来ません。

関連記事インフルエンザの学校の出席停止期間は?何日休む?書類は必要?

会社に務める社会人の場合、出勤停止を義務付ける法律がないため会社の就業規則によって決まります。

感染症のため大体は有給の消化や通常の欠勤扱いとなることが多いです。

基本は大人も子供と同じく外出禁止

医療機関を受診すると外出禁止を言い渡されることが多いです。

インフルエンザは一般的に「発症前日~発症後7日間」は外出を控えましょう。これは熱が下がっても同様です。

関連記事インフルエンザの会社の休む期間は?報告の仕方など対応をチェック。

熱が下がってもウイルスはまだ体内に存在しているため、外出を控える必要があります。

発症後3日は特に感染力が強くなるため、外出しなくても良いように食料などの準備を整えておきましょう。

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熱が下がらない時の対処法について

チェック

インフルエンザは普通の風邪より熱が高く、そして下がりにくいです。

身体が対抗力を上げているためと分かっていても、出来ることなら早く熱を下げたいところです。

では、熱を下げるためにはどうしたら良いのでしょうか。対処法を確認していきましょう。

抗インフルエンザ薬を飲む

薬

インフルエンザで医療機関に行った際にタミフルやリレンザといった抗インフルエンザ薬が渡されるかと思います。

抗インフルエンザ薬を飲む事で1~2日程完治を早めると言われています。つまりその分熱も早く落ち着かせる事もあります。

処方された薬を早いうちに服用する事

ここで誤解のないように説明しておきますが、抗インフルエンザ薬には解熱作用があるわけではなく、ウイルスの最大量を減らすことが出来る薬です。ちなみにですがウイルスを殺す事も出来ません。

ウイルス量のピークは48時間程度と言われています。つまり早いうちに飲む事が有効でウイルス量が抑えられる結果完治までの期間が早くなるというわけです。

発症後48時間以降でも効果がないわけではないですが、処方されたら早いうちに用法を守り飲むようにしましょう。

睡眠を取る

睡眠

安静第一です。睡眠を取りましょう。横になっていても、起きているというだけでエネルギーを使い体力を消耗します。

つまり、横になっていても起きていては結果的に身体は疲れてしまうのです。

インフルエンザから回復するには免疫力が大事です。そして睡眠は身体が免疫力を上げるための方法の一つです。良質な睡眠を取ればゆっくり休める上に身体が免疫力を上げやすくなるため、ウイルスを早く退治することが出来ます。

解熱剤の服用

薬

先に説明しておくと本来ならば解熱剤は服用するべきではありません。ですがあまりにも熱が高くて寝付けなかったりする場合、眠れずに起きていることで体力を消耗しストレスになってしまいます。

病気を治す上で一番重要なのは安静にしてゆっくり休むことです。それすら出来ない程体調が悪い場合は解熱剤を服用することも一つの手段です。

ですが、インフルエンザの場合は自己判断で解熱剤を服用すると副作用で症状が悪化してしまう可能性があります。

インフルエンザの際、解熱剤を服用する場合は必ず医師に相談してから服用しましょう。

水分補給

水分補給

高熱が出ると発汗し、体内の水分が失われるため水分補給はとても重要です。脱水症状を防ぐためにも水分はしっかり補給しましょう。

なお、発汗で失われるのは水分だけではなく塩分やミネラルも失われます。そのため、水分補給の際はスポーツ飲料や経口補水液などで水分と塩分を同時に補給出来るものが好ましいです。

1週間経っても下がらない場合は合併症の恐れあり。再度病院へ

病院

インフルエンザは3日~5日程で熱が下がることが多いです。

ですが上記でも話した通り1週間以上経過しても熱が下がらない場合は合併症を引き起こしている可能性があります。

中には命に関わる合併症もあるため、1週間経過しても熱が下がらない場合は医療機関を受診しましょう。

肺炎

インフルエンザウイルスによる肺炎の場合は5日以上経過しても熱が下がらず、唇や手足の指先が青白くなることがあります。なお、肺炎は細菌による二次感染でも起こります。

インフルエンザの症状が回復した頃に別の細菌に感染し、細菌性肺炎を患うこともあります。どちらも呼吸困難などを引き起こす可能性があるため注意が必要です。

中耳炎

鼓膜の内側にある中耳に炎症が起きる病気で、大人よりも子供が発症しやすい合併症です。

肺炎球菌やインフルエンザウイルスなどが原因で引き起こしやすいです。乳幼児が発症すると症状を訴えることが出来ないため気が付きにくいですが、機嫌が悪い場合や耳が気になっている様子が見られる場合は医療機関を受診しましょう。

最後に

インフルエンザの熱は何日続くか。下がらない時の対処法について紹介しました。

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インフルエンザは40度程度の高熱になる事もあります。抗インフルエンザ薬を飲みしっかりと安静をするようにしましょう。

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