血液検査のヘモグロビン(Hb)の基準値とは

悩み

液検査の項目の一つであるヘモグロビン(Hbとも表記されます。)

ヘモグロビンが不足してしまうと貧血になりやすいという知識はなんとなく聞いた事あるとは思いますが、
それ以外にどういった症状がある?と聞かれたらご存知でない方も多いのではないかと思います。

血液検査のヘモグロビンの基準値や基準値から外れている場合の病気や対処法について確認していきましょう。

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血液検査のヘモグロビン(Hb)の基準値について

赤血球を動かすメインの成分であるヘモグロビン。

ヘモグロビンには肺で受け取った酸素を全身に供給、そして二酸化炭素を肺に運ぶ重要な役割を担っています。
その事からもヘモグロビンの数値は重要だったりします。

検査としては貧血の指標としての診断的価値が有ります。

基準値については男性と女性と異なっており

  • 男性 13.0~16g/dl
  • 女性 11.5~15g/dl
とされています。

この数値はあくまで成人の基準値であり高齢者や幼児期、または妊婦は低い傾向にあります。

ヘモグロビンが基準値より低い場合

立ちくらみ 原因

ヘモグロビンが基準値より低い場合の症状として
  • 動機や息切れ
  • 貧血になりやすい
  • 顔色が悪くなる傾向がある
  • 立ちくらみ、めまいをする事が多い
  • 倦怠感
といった症状が現れる事が多くなります。

また基準値よりかなり低いと

  • 胃潰瘍や十二指腸潰瘍
  • 悪性腫瘍

といった病気にかかる事もあります。

ヘモグロビンが少ない=酸素の運搬が十分に行われていない状態の為体内の至る所が「酸欠状態」

貧血になりやすいといったのは酸素が回っていないのが原因ですぐに動機や息切れを起こしてしまう事もヘモグロビンが低い事が原因で起こっている可能性があります。
ヘモグロビンもあくまでひとつの要素でしかありませんが、上記のような症状は酸素が供給されていない事が理由である可能性があると覚えておきましょう。

基準値より低い事を解消するには?

ヘモグロビンの基準値より低いといわれた時
「鉄分をたくさん摂取しなさい」

と医師から言われた方もいるのではないでしょうか?

実際ヘモグロビンが低い原因は鉄分不足が原因である事が大半です。
ヘモグロビンが生成される為に必要なものが鉄分。

鉄分が不足すると当然ながらヘモグロビンが生成されず基準値を下回ってしまう可能性があるんです。

鉄分の多い食品としては

・豚や鶏や牛ののレバー
・あさり
・あおのり
・ひじき
・プルーン
・ホウレン草
・ごま
・サンマ

といったものがあります。

鉄分を含む料理

普段の食事にこれらのものを取り入れたいですね。

また鉄分を含んだ料理に関してはクックパッドでも紹介されています。

参考:クックパッド 鉄分を含むレシピ

なかなか料理が思いつかない場合はこちらを参照してみましょう。

サプリから摂取するという方法も

また最近では鉄分をサプリから摂取するという方法があります。

普段の食事を意識しないと鉄分の摂取不足になりやすいです。
その事からか鉄分を摂取出来るサプリなんていうのもあるんです。

ただ過剰に摂取すると吐き気や下痢の胃腸に障害が起きる事もあります。

胃 ムカムカ 原因

まぁサプリ摂取のあるあるではあるのですが、とりあえずたくさん飲んでおけば大丈夫だろう。

といって必要以上に飲まれる方もいるんです 汗
薬ではありませんが、サプリメントも容量を守って飲むようにしましょう。


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ヘモグロビンが基準値より高い場合の症状

ヘモグロビンは低い数値の方が注目を浴びる事が多いのですが基準値より高い場合も体内で異常を起こす可能性を持っています。

主な症状としては

  • 脱水症状
  • 多血症
  • といった事があげられます。

    脱水症状については検査時の症状で嘔吐や下痢のような症状になっている場合数値が上がる可能性があります。
    というのも体内のヘモグロビンの量が変わらないが、下痢などによって水分が減少すると相対的に数値が上昇してしまうんです。

    その事からも脱水症状に近いほど数値が高くなる傾向にあります。

    多血症に関しては細胞と同じように増え続ける「真性多血症」やストレスが原因である「ストレス多血症」など色々あるのですが

  • 頭痛
  • 皮膚のかゆみ
  • 視力障害
  • 目の充血
  • 出血が異常に出る
  • 心筋梗塞や脳梗塞の原因
といった症状が起こります。

基準値が高い場合はそこまで多くはないのですが、低い同様再検査をする事もあるでしょう。

まとめ

血液検査のヘモグロビン(Hb)の基準値について紹介してきました。

ヘモグロビンが低いと酸欠不足が原因で貧血や頭痛など様々な障害を起こしやすいですが高い場合も脱水症状などを起こしている可能性があります。

もし基準値よりかなり開きがある場合は再検査を受け正常値に戻す為の対処法もしっかり聞いておきましょう。

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