溶連菌といえば子供に多い感染症の一つですが、大人でも感染する事はあります。
子供がかかってしまった場合は学校保健安全法で出席停止となりますが、大人にはありません。
かといって実際に感染してしまった場合会社に出勤して良いのか気になったりする所ですよね。
という事で今回の記事では溶連菌の大人の症状や治療法。
仕事は休むべきかどうかについて紹介したいと思います。
溶連菌の大人の症状について
- のどの痛み
- 発熱
- 頭痛
- 下痢
- 嘔吐
などのような症状が出ます。
溶連菌の症状のひとつに舌に苺のようなブツブツが出来るいわゆるいちご舌といわれる症状もあるのですが
大人は抵抗力が高い為症状として出る事はあまりありません。
といたように風邪のような症状ではあるのですが、風邪やインフルエンザなどの違いとして
細菌感染の為自然治癒できません。
ウイルスは体内で長時間生きられない為に自然治癒で治る(または治す)事はあります。
ただ溶連菌のような細菌は長期間体内で生き続ける事が可能です。
人によっては軽い風邪っぽい症状で落ち着く事もあるので
「別に病院に行くまでもないな」
と感じて仕事に出勤される方もいるのですが、
・40℃ほどの高熱が出たり関節が腫れたりする事があるリウマチ病
・血尿、高血圧などの症状が出る腎炎
・喉の痛みや高熱が発生する咽頭炎や扁頭炎
他にも肺炎、中耳炎、副鼻腔炎などを起こしてしまいます。
大人の場合は溶連菌に感染した際の症状よりもむしろ
風邪と勘違いして病院にも行かず長期的に細菌を保有する事による合併症の方が脅威となるでしょう。
「なかなか風邪っぽい症状がが治らないな。」
と感じた際は病院で一度検査した方が良いでしょう。
溶連菌の大人の感染経路について
溶連菌感染症は冒頭でも説明した通り大人が感染する事は多くはありません。
単純に子供より免疫力が高いといった理由ではあるのですが、
仕事の疲労やストレス状態によって免疫力が低下している際は大人でも感染する可能性を持っています。
感染経路に関しては
・家庭内
・会社内
による飛沫感染または接触感染があるのですが、溶連菌に関しては飛沫感染の方が感染の可能性が高いです。
というのも溶連菌の初期症状は軽い風邪のような症状を引き起こすので
細菌を持っているがマスクをつけずに感染者の飛沫を受けて感染してしまう。
といったケースが多いんです。
家庭内では最低限誰かが風邪をひいた際は手洗い、うがい、マスクをつけるように
心がけましょう
溶連菌の大人の治療法は?
溶連菌の主な治療法は抗生物質投与による溶連菌の撃退です。
なのでまず病院に行く事が絶対条件です。
溶連菌のような症状、または風邪が長引くと感じた場合はまず病院で診察してもらいましょう。
溶連菌を体内で消滅させるには抗生薬を飲み続けておおよそ10~2週間程かかります。
抗生物質を飲んで数日で良くなったとしても細菌が体内に残っている事が多く、
数日で薬を飲む事をやめてしまった場合溶連菌が増殖して再発するケースがあります。
なので抗生物質を貰った際は例え調子が良くなったとしても2週間程は飲み続けるようにしましょう!
抗生薬を貰ったら水分補給をしっかり取りつつしっかり飲み続けるのですが、
睡眠もしっかり取るようにしましょう。
大人が溶連菌に感染している事は抵抗力が落ちている事が多いので
しっかりと睡眠を取る事で抵抗力を取り戻す必要があります。
食事も栄養価が高く消化が良いものを取るようにしましょう。
溶連菌に感染した場合仕事は休むべき?
大人は子供と違って溶連菌に感染したからといって強制的に出勤停止。
といったものは法律で定められていません。
つまり法律上では仮に感染したとしても出勤しても問題はありません。
むしろ感染している事に気づかず出勤している事もある程です。
なので仕事を休むべきかどうかは判断に迷う所ではありますが、
もし感染している事は判明した場合軽い症状であっても1日は休んだ方が良いでしょう。
というのも抗生物質を内服後24時間経つと、感染力はほとんどなくなるからです。
なので軽い症状であまり私生活に支障を及ぼさない程度であっても服用後1日は休んだ方が良いでしょう。
また出勤した際はマスクは必ずつけるようにしましょう。
抗生物質が効き始めたといっても完全に撃退したわけではありません。
上記でも説明した通り2週間程度は飲み続ける必要がある為に、その間は最低でもマスクを着用して飛沫感染を防がなければなりません。
仕事も大事ですが、周りの人達に感染しないよう十分に気をつけましょう。
溶連菌に感染した場合何科へ行けば良い?
溶連菌感染症が疑われる場合は、内科か耳鼻咽喉科を受診するのが一般的です。特に喉の痛みや発熱、扁桃腺の腫れ、発疹(猩紅熱)などの症状が見られる場合は、早めに医師に診てもらうことが重要です。
溶連菌感染症は抗生物質で治療することが多いので、正確な診断を受け、適切な治療を開始するために医師の診察を受けることが必要です。
最後に
溶連菌の大人の症状や治療法。仕事は休むべきかどうかについて紹介しました。
大人が溶連菌に感染した場合一番怖いのは感染した事に気づかないまま長期保有する事により
合併症を引き起こしてしまう事。
少しでも感染の疑いがあったりながなか風邪の症状が治らない際は早いうちに病院に行くようにしましょう。
1.溶連菌の症状や感染経路や予防法について
2.溶連菌の大人の症状や治療法。←今読まれている記事です。
3.溶連菌の子供の症状は?出席停止期間は何日?自然治癒はダメ?
4.溶連菌の発疹のかゆみはいつからいつまで?
5.溶連菌の抗生物質の種類や服用期間、正しい飲み方について