子供の頃にかかりやすいマイコプラズマ肺炎。
マイコプラズマ肺炎は学校感染症の一つです。ともなると出席停止になるのだろうか?
と疑問に思う方もいるかと思います。という事でマイコプラズマ肺炎の出席停止措置について抑えておきましょう。
目次
マイコプラズマ肺炎の出席停止について
では早速マイコプラズマ肺炎の出席停止について紹介していきます。
マイコプラズマ肺炎は学校保健法によると第3種の感染症の「その他の感染症」と位置づけられています。
出席停止の期間については「症状が改善し、全身状態の良い者は登校可能」となっています。
つまりマイコプラズマ肺炎の症状が落ち着けば登校が可能となります。マイコプラズマの症状が回復してきて医師の診断を経て許可が降りれば晴れて登校可能というわけですね。
チェックただ、逆を言えば何日休めば登校しても良いと明確な基準が無いともいえます。そして完治するまでに時間がかかるのも特徴で厄介な感染症の一つです。
マイコプラズマ肺炎の症状は何日程度で落ち着く?
マイコプラズマ肺炎は呼吸器系の症状の主な症状としては
- 38度近くになる高熱
- コホンコホンといった乾いた咳
- だんだんと湿った咳になる事も
- 咳や高熱から鼻づまりや頭痛
- 喘息持ちの場合喘息が悪化する事も
といったように高熱と咳の症状で風邪に似たような症状と言われています。
ただ風邪よりも症状が長引く傾向があり
■ 咳に関しては1~2週間。治りがひどい場合は1ヶ月近くも咳の症状が表れる事も
といった感じで長い事マイコプラズマに悩まされるのです。症状としてはまず熱の症状が出始め、解熱し始めてから咳の症状が出ます。
ただ平均としては1~2週間程度で回復すると言われています。
人によって完治するまでに大きく差が出る。
といったように長引く事が多い為が人によって完治するまでに大きく差が出ます。
1週間程度で登校許可が降りる事もあれば2~3週間経っても症状が落ち着かずずっと自宅で療養…
といった事もあります。この長く症状が続くのがマイコプラズマの非常に厄介な所です。
共働きのご家庭にとっては小さいお子さんが感染してしまった場合は辛い状況ではありますが、症状が落ち着くまでしっかり看病してあげましょう。
マイコプラズマ肺炎の治療法について
ではもし感染してしまった場合の治療法について確認しておきましょう。
抗生物質の服用
マイコプラズマ肺炎に感染した場合は医療機関にてマイコプラズマに有効な抗生物質が出されます。
抗生物質を医者から決められた通りにしっかり服用する事で次第に回復していきます。服用期間としては1週間~10日程度です。
抗生物質は苦みがある事が多くなかなか子供が飲みたからない事もあります。そういった場合は甘いものと一緒に飲ませるなど飲ませ方に工夫を持たせると良いでしょう。
抗生物質をしっかり飲ませる事が症状が回復するまでの近道です。しっかり抗生物質を飲ませるようにしましょう。
服用しても症状が落ち着かない場合は再度医療機関へ
と抗生物質の重要さについてお話したのですが、昨今抗生物質の種類によってマイコプラズマが耐性を持ち効果が効きにくいといった場合があるのです。
なので1週間程度のみ続けても一向によくない場合は再度医療機関に行き症状が落ち着かない事を説明しましょう。
対症療法のお薬の服用
マイコプラズマは抗生物質を飲みつつ後は症状に応じて対処する対症療法となります。
つまり
- 高熱がひどい場合は熱を下げる薬
- 咳がひどい場合は咳止めの薬
といったように症状に応じて服用していきます。
これらのお薬も病院で処方されるでしょう。症状がひどいと感じた場合は症状に応じてお薬を飲むようにしましょう。
水分補給
またマイコプラズマ肺炎に感染した場合は上記で紹介した通り熱が数日間続きます。場合によっては38度を超える高熱が続く場合があります。
そうすると水分が急激に失われてしまいます。高熱が続く場合は脱水症状を起こす可能性もあり危険です。
水分を取る場合は一気に飲むのではなく少しずつこまめに取る事が有効です。高熱が続く場合はゆっくり飲むようにしましょう。
しっかりと休息を取る
そしてやはり十分と休み休息を取る事が大事です。
高熱や咳が続く事により思っている以上に体力が失われてしまいます。体力がしっかり回復していない状態でもし学校などに行ってしまった場合症状がぶり返しのような症状が出る事もあります。
また咳がひどい場合は寝たい時になかなか寝付けない事もあります。なのでしっかりとした休息が必要なんです。
お薬を飲みつつ身体をしっかり休めるようにしましょう。
看病中にうつらないように注意
マイコプラズマは咳やくしゃみなどによる飛沫感染や接触感染でうつると言われています。
つまり看病をしている状況下で予防をしないと感染してしまう恐れがあります。子供がかかりやすい病気ではあるのですが大人にうつる場合もあります。
手洗い、うがいをしっかり行い感染者とは看病以外は別の部屋で過ごすなどうつらないように徹底するようにしましょう。
まとめ
マイコプラズマ肺炎の出席停止措置について紹介していきました。
マイコプラズマ肺炎はなかなか治らない厄介な感染症です。お薬を飲みつつ十分に休息を取るようにして身体を休ませるようにしましょう。