腹八分目で抑えるコツについて

ダイエット

「腹八分目に医者いらず」ってことわざよく聞きますよね。

おなか一杯になるまで食べるのではなくほどほどにしておけば体に良いという意味ですが、本当のところはどうなのでしょう。

「ダイエットにも効果はあるの?」
「そもそも腹八分目ってどうやって判断するの?」

意外に知られていない「腹八分目」についてコツなどを含めまとめてみました。

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腹八分目に抑えることによる体の良い効果とは?

チェック

数年前、新聞にサルを使った実験結果の写真が掲載されたことがありました。与えた食事の量と老化についてのものでした。この結果は衝撃的だったんですよ~。

腹八分目のサルの実験結果

ずっとお腹いっぱいまで食べさせたサルと、腹八分目のエサだけで育てたサル。

スタート時はほとんど外見的に差のないサルですが、20年後の写真はかなり衝撃的でした。

お腹いっぱいまで食べて育ったサルの老化は著しく、姿勢は丸まり毛もほとんどないかなりのご高齢サルになっていました。一方、腹八分目のサルは若々しくて毛もふさふさ。腹八分目を守るだけでも年月が経つとかなりの違いが生じるんですね~。

満腹習慣で老化していく原因

なぜそうなるかというと、お腹いっぱいになるまで食べるという行為は、体にとって非常に負担になるんだそうです。消化が追い付かないのですね。

食事をとると胃、小腸、大腸などの消化器官がいっせいに働き出しますが、その能力には限界があります。その限界を超えるような食事の量を取り続けると、ストレスがたまり、内蔵の疲労もたまり、老化が促進されてしまうのです。

人間でも同じ年なのにやけに老けて見える人とずっと若々しいままの人がいますよね。

もしかしたら単純に食べる量の問題なのかもしれませんよ。食べすぎて胃腸薬を飲む、もしくは胃腸薬のお世話になるまで食べる、なんて人は注意が必要です。健康のためには暴飲暴食を謹んで、腹八分目を心がけることが大切なのですね。

そんな腹八分目はダイエットやアンチエイジングにも関連しそうです。次は美容面について見ていきましょう。

ダイエットにも効果的でアンチエイジング効果も。

美容

サルの実験結果から、おそらく美容にも関連があるだろうと感じられます。ダイエットとアンチエイジングについてそれぞれ見ていきましょう。

腹八分目のダイエット効果

腹八分目ダイエットを見ていきましょう。腹八分目ダイエットとは、食事の量を八分目に抑えるダイエットのことを言います。

食事内容にもよりますが、単純に言えば八割の量に減るわけですから、長期スパンで見ればもちろんダイエット効果が期待できます。

また、八分目に抑えると消化器官に負担がかからないため、自分の体を守ろうとして脂肪を付けやすくする体の防衛本能も稼働しません。

つまり体に脂肪をためこむ状態にはならないということですね。食事のメニューを変えたり大幅な制限をするわけでもないのでダイエットにありがちなストレスもほどんと生じません。続けやすく、成功しやすいダイエットと言えるでしょう。

とはいえしかし、逆に見るとゆったりすぎるダイエットのため、なかなか目に見える効果が出にくくて諦めてしまう可能性もあります。

1週間で1キロ痩せるダイエットならモチベーションも上がりますが、1週間で100グラムしか痩せないダイエットでは「いいや、面倒だからやめよう」なんてことになりかねません。

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期間中、体重計は見ない、くらいの心構えが必要かもしれませんね。「痩せていたらラッキー」くらいの心構えで、メインテーマは食習慣の改善あたりにしておくと良いです。継続は力なりです。長期的に見ればかなりの成果が見込めるでしょう。

腹八分目のアンチエイジング効果

腹八分目にしておけば、消化器官に負担がかからないので、疲労もたまらず、老化も促進されることはありません。

そのままズバリ、アンチエイジング効果が期待できます。高価な化粧品を使っても暴飲暴食をしていたのでは何の効果も期待できません。まずは基本的な生活習慣・食習慣から改めることでアンチエイジング効果が生まれるのですね。


問題は、腹八分目と言っても、人によってそのレベルは違いそうだし、あいまいで分かりにくいということです。腹八分目の状態の測り方とそれを続けるコツを見ていきましょう。

腹八分目に食事を抑えるコツをチェック。

チェック

腹八分目とは具体的にどのレベルでしょうか?

端的に言えば、人によって違い「これが腹八分目」といえるものはありません。なので、自分で自分の胃に「これが私の腹八分目よ」と教えてあげると良いです。しかしどのレベルで? 「満足した状態」で良いのです。満腹した状態になるためのコツをチェックしていきましょう。

ゆっくり食べる

満足した状態を決めるのは中枢神経ですので、それを利用すれば上手に食事を抑えることができます。具体的には、早食いでなくゆっくり食べること。

中枢神経は食事をはじめてから20~30分経たないと脳に満腹の信号を送らないため、早食いだとその信号が届く前に暴食してしまう可能性があります。ゆっくり食べて時間を稼げば信号が伝わり、自動的に満腹感を得られて食事を終えることができます。

器を小さいものに変えてみる

普段使う食器類を小さいものに変えてみるのも良い方法です。少ない量で気分的に満足感が味わえます。

食事を作りすぎない、買いすぎない

実はこれも重要。食事を作りすぎると食べきらなくてはという意識が働きますからね。腹八分目を意識するのなら、作る量や購入する量も八分目を守るとよいでしょう。

腹八分目に抑える決意をする

別にダイエットをするわけではないですが、決意というのは大事です。

というのも「やるぞ!」って気持ちで取り組まないとなぁなぁになって1週間も持たずに元通り…なんて事もあるんです。

健康、美容、おまけにダイエット効果もある腹八分目。せっかく取り入れるならまずは決意を決めてから行いましょう!

最後に

腹八分目に抑えるコツや効果について紹介してきました。

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腹八分目は体にやさしく、健康にも美容にも効果があるのですね。ぜひ腹八分目を心がけて20年後も美しい自分を目指してくださいね~。

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