マイコプラズマ肺炎は子供になりやすい病気なのですが、大人が感染する事もあります。
以前は高齢者はあまりかからないという話でしたが、最近では高齢者もかかる事があります。
抵抗力が落ちている都合上肺炎を引き起こす可能性も高くなるので注意が必要です。
今回の記事ではマイコプラズマ肺炎に大人がなる原因や予防について紹介していこうと思います。
マイコプラズマ肺炎の症状。大人になってもかかるの?
まずマイコプラズマ肺炎の症状は主な症状についてですが、
- 37~38度の熱が長引く
- 咳が止まらない。場合によっては1ヶ月程にもなる
- 鼻水や鼻づまり
- 全身の気だるさ
などが主な症状です。風邪のような症状ですが、
風邪に比べるとなかなか治らず場合によっては肺炎も起こす可能性があります。
とはいってもマイコプラズマ肺炎は子供になる可能性が高い病気で大人はならないのでは?
とマイコプラズマ肺炎についてある程度ご存知の方はそう疑問に感じる方も多いと思うのですが、
近年は成人になってからも全体の2割ぐらいの方がかかっているので注意が必要です。
マイコプラズマ肺炎に大人がなる原因は?
マイコプラズマ肺炎の感染経路は飛沫感染と接触感染です。
マイコプラズマ肺炎は風邪のような症状が基本なので発熱をしない限りは会社に出勤されますよね。
その結果発症した人の咳やくしゃみによる飛沫を吸い込むことで感染してしまうケースが多いんです。
といった感じで風邪と区別が付き難いというのが厄介な点で感染者も感染に気づきにくい為対処が遅れやすいんです。
他に移るケースが多いのは子供から移るケース。
子供はマスクなどを嫌がる事も多く風邪でもマスクをしないケースはよくあります。
ただ実は風邪ではなくマイコプラズマ肺炎にかかっておりうつってしまうというケースです。
潜伏期間も2~3週間。長い場合で1ヶ月程もあり他の感染症に比べて非常に長いです。
つまり感染者が感染している事に気づかないケースが多いんです。
感染とわかった際は最低でも3週間程はマスクを常用。手洗い、うがいもしっかりした方がいいでしょう。
マイコプラズマ肺炎で入院する事も
マイコプラズマ肺炎は1週間程発熱が続き、咳も2週間~1ヶ月程続くやっかいなものですが、
重症になる可能性はそれほど高くはないので入院をする必要がない事が多いです。
ただ、60歳以上の高齢者の方がかかってしまうと免疫力の低下により他の病気にも掛かりやすくなり危険になりやすいです。
結果入院による治療もあったりします。
そのような事もあって老人ホームでは特に気をつけている感染症の一つとも言われています。
と高齢者について話しましたが、成人の方でも悪化すれば肺炎になる可能性もあります。
なので風邪と思って家で安静しておけば大丈夫だろう…と判断せず、
数日経っても治らない場合は病院で診断してもらう事をおすすめします。
マイコプラズマ肺炎の大人の予防方法について
マイコプラズマ肺炎の対策については基本は風邪と同じような予防方法になります。
具体的に言えば
- 帰宅時に手洗い、うがいをしっかり行う。
- 人ごみが多い場合はマスクをつける。
- アルコール消毒液で殺菌を行う。
流行期は特に注意でマスクも出勤時は常時つけておいた方が無難かと思われます。
マイコプラズマ肺炎に対する予防接種は現状ありません。
だからこそ普段の予防が感染を防ぐ最善の方法ともいえます。
また自分が感染しているという疑いを持ち回りに感染者を増やさない。
という考えも重要です。
特にテレビで報道されるほど流行時期は安易に風邪と判断するのではなく感染しているのではないか?
と疑いを持って行動をした方がいいでしょう。
まとめ
マイコプラズマ肺炎に大人がなる原因や予防は?入院する事もあるかどうかについて紹介してきました。
子供程ではないにしろ大人もかかる可能性が十分にあります。
感染者が拡大している時は特に予防意識をもって自分が感染するのを防ぎましょう!