子供がかかりやすい病気の一つであるマイコプラズマ肺炎。
以前は4年に1度に流行するとしてリンピック病なんて言われましたが、
ここ最近は毎年のようにかかる方もいてその傾向が薄れているようです。
ではマイコプラズマ肺炎とは子供にどういう症状が出るのか。予防やチェックポイントについて書いていこうと思います。
目次
マイコプラズマ肺炎の症状。子供の影響について
・マイコプラズマ肺炎の症状として
- 38~39度程の発熱が続く(期間も長く微熱~高熱の間が1週間程になる事も)
- 頑固なせきが続きなかなか止まらない
- 喉の痛み
- 鼻水、鼻づまり
- 頭痛
- 全身の倦怠感
といった症状が出ます。症状を見ればわかる通り風邪と似たような症状で
実際病院に行った際は風邪と診断される事も多いです。
ただ決定的に違うのは期間の長さ。
発症期間が1~2週間と非常に長く、発熱が長い事続きます。
発熱した後に咳も出始めるのですが、咳に関しては3~4週間以上も続く事があります。
初めは風邪だと診断して療養していてもなかなか治らない場合はマイコプラズマ肺炎の可能性がありますので
再度病院で診断してもらった方がいいでしょう。
子供の時に感染しやすい
マイコプラズマは14歳以下の子供が8割ほどかかると言われるほど感染しやすい病気です。
ただ症状が軽いと風邪と判断して病院に行かれない方もいるようです。
ただし、先ほど説明した通り風邪に比べ期間が長く症状が悪化すると肺炎になり入院する可能性もあります
その事もあり長期間に渡り風邪っぽいと感じたら病院で診察してもらった方が良いというわけです。
マイコプラズマ肺炎のチェックポイント
- 咳が長く続き2週目になってさらにひどくなっている
- 夜になると咳がひどくなる
- 38度以上の高熱が続く
- 風邪の症状がなかなか治らない(1週間以上)
- 熱が治まっても咳が治まらない
こういった症状に当てはまる程マイコプラズマ肺炎になっている可能性は高いでしょう。
マイコプラズマ肺炎の症状はうつる事もある?
マイコプラズマ感染はうつる事もあります。
感染ルートはインフルエンザ同様に
・マイコプラズマ肺炎に感染した人の咳やくしゃみによる「飛沫感染」
・感染した方との「接触感染」
となります。
マイコプラズマ肺炎の厄介な所は潜伏期間の長さ。
潜伏期間は平均で2~3週間。中には1ヶ月以上も潜伏期間を経て発症する事もある程なんです。
結果マイコプラズマ肺炎に感染しているとは思わず学校に登校している間に接触感染によりうつる可能性を持っているのです。
集団感染を起こしやすい理由はこの感染していると気付きにくさで、
別名「歩く肺炎」と呼ばれている程対策が難しいわけです。
マイコプラズマ肺炎の症状を予防するには
といったようにマイコプラズマは知らないうちにうつる可能性を持った病気ですが、
予防をする事で感染する可能性は低くなるので抑えておきましょう。
主な予防法としては
- マスク
- 手洗い
- うがい
- タオルなどを共有しない
- アルコール消毒
といった他の感染症と同様の予防法が効果的です。
マイコプラズマは飛沫感染と接触感染ゆえにやはりマスクや手洗いは重要になってきます。
人ごみが多い場所に行く際は手洗い。
家に帰ってきたら手洗いやうがいをする。また学校などでタオルなどを共有しない
といった事をしっかりして感染しないように心がけましょう。
マイコプラズマの予防接種は無い
知らないうちにマイコプラズマに感染しやすいゆえに予防接種があれば打ちたい所ですが、
残念ながらマイコプラズマの予防接種はありません。
だからこそ毎日の予防が大切になってくる事を覚えておいた方がいいですね。
まとめ
マイコプラズマ肺炎の症状。子供を予防する方法やうつるかどうかについて紹介してきました。
完全に予防するのは非常に難しいですが、日ごろの手洗い、うがいをしっかりして感染するのを出来る限り防ぎましょう!