インフルエンザのワクチンって実際に効果はあるの?

インフルエンザ ワクチン 効果

インフルエンザの予防接種を毎年受けている方もいると思いますが、実際予防接種を受けてもかかってしまう方もいますよね。

予防接種は実際に効果があるの?という事も聞こえます。実際私もなぜ予防接種に打っているのにかかる方がいるのだろうと疑問に感じていました。

私も気になったのでインフルエンザのワクチンの効果や期間、持続性について調べてみました。

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インフルエンザのワクチンの効果の期間について

インフルエンザのワクチンの効果の期間を抑えておきたいのですが、

インフルエンザのワクチンは接種2週間目から5ヶ月間程の効果があるとされています。
気をつけなければいけないのは効果にすぐに出るわけではないという所でしょうか?

薬やワクチンって即効性があると思う方も多いと思うのですが、

接種してから抗体が出来て予防効果が出るまでに時間を要するんですよね。

受験生がインフルエンザ対策の為に直前に打たれる方もいますが、それでは意味がないという事を覚えておきたいですね。
別の記事でも紹介しましたが、予防接種は10月から行われます。

11月末~12月にもなるとインフルエンザの報道などもあり予防接種を受けられる方で非常に混雑します。
予防接種を打たれる方は混雑の点も含め早めに打たれる事をおすすめします。

インフルエンザのワクチンの効果は持続する?

インフルエンザのワクチンの5ヶ月間程の効果があると説明しましたが、
抗体は接種1ヶ月程でピークとなり3~4ヶ月後に減少してきます。

減少してくるといっても抗体として機能しますし、3~4ヶ月目なので11月に接種した場合2~3月ですね。

なのでインフルエンザのピークが過ぎた頃に少しずつ抗体が減ってくると思ってもらえばいいかと思います。

とはいえ、ここ数年3月や4月にも感染報告を受ける事も多いので最低限の予防(マスク、手洗い、うがいなど)は継続しておこなっていきましょう。


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インフルエンザのワクチンは実際に効果ある?

疑問

で、実際の所インフルエンザのワクチンは実際に効果があるの?って事ですよね。

という事でワクチンの効果の有効性について色々調べたり電話をしてみたのですが、

ワクチンの有効率は50~60%でした。

(ちなみに信頼性のある最近のデータの一つとして、国立感染症研究所の小児におけるインフルエンザワクチンの有効率は51%でした。)

参照:国立感染症研究所 小児におけるインフルエンザワクチンの有効性について

※ワクチンの有効率とはインフルエンザに発症した人の内もし予防接種しておけば防ぐ事が出来た率です。
例えば100人感染した人のうち接種しておけば40~50人に減ったという事ですね。

まぁ逆を言えばワクチンを接種したとしても半分以上の方が防ぐ事が出来なかったという事になるので、効果がなかった…という意見が出るのは納得はいく結果ではありますね。

実際接種しておけばインフルエンザにかかる事はないだろうと思っている方は多いですしね。

2回接種の場合

インフルエンザの予防接種は子供の場合(13歳未満)は抵抗力も弱い事から2回接種となっていますが、大人でも2回接種される方がいます。

というのも2回接種した方が予防効果の有効率が高いからです。

13歳から64歳のインフルエンザ予防接種1回の有効率は64%、2回接種のときは94%という結果が最近の研究結果で出ています。その事から大人が2回接種しても効果が高まるというわけなんです。

とはいっても2回接種してもかかる可能性はあります。

という事でインフルエンザの予防接種については

発症を抑えるのに効果はあるが、ワクチンを接種してもかかる可能性は大いにありうる。

と思っておいた方がいいでしょう。

インフルエンザの予防接種には重症化を防ぐ効果がある。

チェック

あとひとつ抑えておきたいのはインフルエンザの予防接種には重症化を防ぐ効果があるという点です。

インフルエンザに感染して発症すると38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛などの症状に加えて急性脳症や肺炎などを起こす可能性があります。特に免疫力が低い高齢者などに多い傾向がありますね。

インフルエンザワクチンは、感染後に発病する可能性を低減させる効果と、インフルエンザにかかった場合の重症化防止に有効と報告されており、日本でもワクチン接種をする方が増加する傾向にあります。

参照:厚生労働省 インフルエンザQ&Aより

という事でインフルエンザの予防接種には何も発病の可能性を軽減させるだけではないというわけです。もちろん発症しない事が一番ではあるのですが、もし感染しても重症化を防ぐ事が出来るんです。

なのでこういった重症化を心配と考えられている方は予防接種を打って間違いはないでしょう。

まとめ

という事でインフルエンザのワクチンの効果や期間、持続性について紹介してきました。

予防接種は打った方がかかる可能性が減少するというのは間違いなさそうです。
ただ、ワクチンを打てばかかる事はない…という認識は改める必要がありそうですね。

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