前回の最低賃金の記事でも紹介しましたが、2017年も平均が引き上げられました。
まだ都道府県単位ではわかっておりませんが、年々引上額が増加しているんですよね。
では今後も最低賃金は上昇していくのでしょうか?話は早いですが2018年の日本の最低賃金の予想やいつから適用されるか紹介したいと思います。
最低賃金2018の日本の平均予想について
まず最低賃金についてですが年々増加していっております。
特にここ最近の平均賃金の増加量は高く年25円ぐらい増加しているんですよね。
一昔前は600円台じゃなかったっけ?というのも今は昔。
今となっては平均900円にも近づいており東京では1000円を越す勢いで最低賃金は上がっているんです。
あまり普段気にする方はそこまでは多くないとは思いますが、最低賃金は意外と上がっているんだと思う方もいるかもしれませんね。
ちなみにですが2017年~2018年の最低賃金の平均は848円でした。
ここ10年は常に右肩上がりつつそのうち9年は10円以上上がっているのですが、2016年の時過去最高の平均25円引き上げという点と都道府県全体の平均で800円を超えた事もあり話題となりましたね。
記事作成時では発表されていませんが、2018年10月改定時も政府が目標に掲げる3%相当としているので大きく引き上げするのではないかと予想しています。
情報が入り次第更新していきたいと思います。
最低賃金の引き上げ額に関しては今後も都道府県によって差が出る模様。
2015年のデータの際でも紹介しましたが、引き上げの基準は労働者の生計費や賃金状況、企業の支払い能力から総合的に決められます。
生計費や企業の支払い能力は都市部の方があります。その事からも都市圏ほど最低賃金が上がりやすい傾向があります。
わかりやすくデータで紹介したいと思うのですが、参考程度に2009~2016年の過去7年の最低賃金の地域差の移り代わりを高いほうと低いほうの3県を調べてみました。
- 東京 791円→932円
- 神奈川 789円→930円
- 大阪 762円→883円
- 沖縄 629円→714円
- 長崎 629円→714円
- 佐賀 629円→715円
と過去5年を見ても上昇率に50~70円近くの開きがあるんです。それが今もなお続いている感じですね。
さらに過去を遡っても同様の結果より今後も地域によって最低賃金に差が出る事が予想されます。
都会になるほど土地代が高く家賃や駐車場も上がりますので最低賃金に差があるのは仕方のない部分もあります。
とはいえ光熱費や通信費は変わらず地方では車は必要不可欠で移動距離も長い傾向にあります。また都心部はうまく生活コストを抑える方法もあります。
その事からも今後も拡大していくようでは働き手は都心部に流れ込み地方の働き手が減少する問題が加速してしまいます。その事を踏まえても賃金の地域差の問題を考えていかねばならないでしょう。
最低賃金はいつから適用される?
最低賃金は例年10月に改定されます。9月末には厚生労働省で全国一覧が変更されるでしょう。
なのでもし最低賃金あたりで働いている方は10月から変更され11月の給料分から影響があるでしょう。
ただし、早い所では1日で遅い所では25日ぐらいと都道府県によって差があり約1ヶ月程の開きがあります。
10月になっても給料が変わらないと疑問に感じた方は厚生労働省の地域別最低賃金の全国一覧を確認して各県の発行年月日を確認しましょう。
最後に
2018年の最低賃金の日本の平均予想やいつから適用されるか紹介してきました。
2017年に引き続き2018年も最低賃金は引き上げるのではないかと予想しています。
とはいえ地域差がさらに広がり今後も議論される対象の一つになるでしょう。