夏かぜのひとつと言われる手足口病。
毎年夏が近づいてくると報道される事があり、
基準値を超えると警報が発動されるほどやっかいな
急性ウイルス感染症のひとつです。
子供を中心に流行が見られますが、大人でもなる可能性があります。
初期症状を知り、予防や対策をしっかり行いましょう。
今回の記事では
手足口病の初期症状は?
また感染経路や予防、対策について
紹介したいと思います。
目次
手足口病とは一体?
まず手足口病について紹介します。
手足口病とはその名の通り
手や足、口に発疹、つまり皮膚に吹き出物が出来る急性ウイルス感染症のひとつです。
主に発生するのは夏。高温多湿になる6~9月に発生し、年によっては警報が発令するほどの流行が起こります。
潜伏期間はおおよそ4日から7日。発疹や水疱だけでなく発熱する場合もあります。
大人でも手足口病を発症する事もありますが、主に小さな子供が8~9割ほど占めています。
重要
手足口病は有効な薬がなくワクチンもありません。
つまり治療法としては対症療法になります。
基本的に重い症状になる事はありませんが、口に発疹が出来た場合が大変で、経過観察に応じた治療しかないという点がつらい所です。
手足口病の初期症状について
手足口病は潜伏期間を経て初期症状が発生します。
・主な初期症状としては
- 37~38度の発熱
- 手足や口にかゆみ
- 部分的に小さい吹き出物が出来る
などの症状です。
これらの症状のひとつであれば手足口病でない可能性もあります。
暑くなるにつれて気候に適応出来ず発熱する事もありますしね。
ただ、この初期症状に全て当てはまるのであれば手足口病である可能性が高まります。
また初期症状の状態から発疹が広範囲になれば間違いないでしょう。
手足口病の感染経路は?
手足口病は感染症であるゆえに当然感染経路があります。
その感染経路をざっとまとめると
- くしゃみやつばからの感染
- 感染者のタオルや公共の場に触れる接触感染
- 排泄物の処理による感染
が主な感染経路です。
その内三つ目の排泄物の処理ですが、ウイルスが便に排泄される為、その処理時に感染する可能性があります。
大人が手足口病に感染する場合はこの場合が多いです。
よって手足口病が流行している際は特に気をつける必要があります。
手足口病の予防や対策について
先に紹介した通り手足口病にはワクチンや有効な薬がない為予防が重要になってきます。
手洗いやうがい、身の回りの消毒
基本中の基本ですが、小さい子供はめんどくさがって
なかなか手洗いやうがいをしたがりません。
なので大人がしっかり手洗いやうがいをして消毒をさせる必要があります。
感染の恐れがある場合はマスクを着用
くしゃみなどでも感染してしまう為、もし手足口病の
感染の恐れがある場合はマスクを着用させましょう。
相手の子供にも辛い思いをさせない為にも周りに移させない事が重要です。
タオルや手ぬぐいなどの共有はしない。
主に起こりうる状況はプールなどでしょうか?
感染した子供のタオルを共有して使うとウイルスを拾ってしまう危険性があります。
流行している時期は特に気をつける必要があります。
おむつの交換の際は消毒をしっかり
便などの排泄物はウイルスも一緒に排泄する為に
おむつの交換の際にウイルスを拾い感染する可能性があります。
交換した際はしっかりと手洗いをして消毒を行いましょう。
まとめ
手足口病の初期症状についてや感染経路。また予防、対策を紹介してきました。
手足口病は軽い症状で治まる事が多いですが、
口に発疹出来た場合は子供に辛い思いをさせてしまいます。
ひどくなった場合は病院に行くのはもちろんの事
有効な薬やワクチンがない以上、
予防をして手足口病にかからないようにしっかり気をつけましょう!