毎年のように流行するインフルエンザ。感染しない為に予防接種を受けられている方も多いかと思います。
ただご存じの方もいるかもしれませんが、予防接種は医療機関によって値段がまちまちなんですよね。
なぜインフルエンザの予防接種の料金が違うのか。また安く抑える方法はないのか?
という事でインフルエンザの予防接種の料金について紹介していこうと思います。
目次
インフルエンザの予防接種の相場について
まずはインフルエンザの予防接種の価格の相場について確認しておきましょう。
医療総合メディアであるQLife様によると
2016年から2017年シーズンの全国平均は3,346円
とされています。
データ引用元:株式会社QLife
以前は平均3000円を切っていたような…と思われる方もいるかもしれませんが、
2015年度からインフルエンザワクチンが3価から4価に変更されたことで料金が少し上がっているわけです。
この料金は全国平均で都道府県によって平均が異なりますが、おおよそ3000~3500円程度。
と覚えておけば良いでしょう。
子供の接種料金は大人よりかかる。
予防接種の値段でもうひとつ確認しておきたい点として子供(生後6か月~13歳未満)の場合は大人より料金がかかるという点です。
2回接種を行うと抗体の上昇をより確実とするために免疫力が不安定な子供は2回接種が原則としており13歳以上は抗体上昇が1回でも見られるからなんですね。
2回目の予防接種は安くしてくれる医療機関もありますが、生後6か月~13歳未満は6000円程度はかかるという事を覚えておきましょう。
インフルエンザの予防接種を安く抑える方法について
相場について確認した所で予防接種を安く抑える方法について確認しておきましょう。
事前に医療機関を調べる
診察を受ける前にお近くの医療機関について調べてみましょう。
お近くの医療機関のホームページがある場合時期になるとインフルエンザの予防接種の紹介をする事が多いです。
もしホームページ上で料金を確認出来るのであれば比較してみたり、直接料金について確認してみても良いでしょう。
※ただし12月にもなるとどの医療機関も非常に混雑するので電話するのであれば比較的空いている11月上旬より前に行うようにしましょう。
ご近所さんから話を伺う
またご近所さんとの交流があれば実際に料金どれぐらいかかったか教えてもらうのもありですね。
医療機関によっては子供の予防接種の2回目を安くしてくれる所もあったりします。それぐらい値段に差があったりするんですよね。
参考:株式会社QLife 2016年版 インフルエンザ予防接種全国平均価格
これはQLife様の調査なのですが、3000円近くが一番多いのですが、金額に大きな差があるのがわかりますよね。それぐらい医療機関によって差があるのです。
なので少しでも安く抑えたいのであればご近所さんから教えてもらうのも一つの手ですよ!
高齢者は安くなる事が多い
また高齢者はインフルエンザの予防接種を受ける際は自治体からの補助が受けられるケースが多く安くなります。
自己負担額は自治体によって違うのですが相場の半額近くになる事が多いので利用しない手はないでしょう。
※ただし自治体によって対象者が異なる事があります。違う自治体では対象内だけどうちでは対象外だった…なんて事はあります。
またお住まいの市役所、町役場に電話してかくにんしてみても良いでしょう。
予防接種の値段が違う理由
といった感じでインフルエンザの予防接種の価格や相場、安く抑える方法について紹介してきました。
ただ安いと効果が薄いのではないだろうか…と心配になられる方もいます。
が、そんな事はありません。ワクチンそのものは同じだからです。
ではなぜ値段が違うかというと保険外診療(自由診療)なので医療機関事に料金を設定出来るからです。
極端な事を言えば1回5000円以上でも問題ないのです。もちろん周りが安ければ受ける人も少ないかと思いますが。
インフルエンザの予防接種はとにかく受ける方が多いです。その為に安くする理由として
- 「人を集めて今後も利用してもらう為」
- 「大量にワクチンを仕入れたが在庫を余らせたくない為」
といったように医療機関側の意図を含んでいる事が多いでしょう。手抜きやワクチン量が少ないという事は決してないのでその点については安心して良いかと思います。
とにかくワクチンそのものに関しては違いはありません。ただ安い医療機関の場合人が集まる為にピーク時は非常に混雑する事も頭に入れておきましょう。
最後に
インフルエンザの予防接種を安く抑える方法について紹介してきました。
ワクチンが同じなのであれば少しでも安く抑えたいと思うもの。なのでどこの病院が安いかとかどこが混雑していないかなどあらかじめリサーチする事をオススメします。