アデノウイルスの熱はいつまで続く?

疑問

アデノウイルスは高熱を引き起こす病気で有名です。

アデノウイルスは子供やお年寄りが発症しやすい傾向にあり、少ないながらも大人でも感染する事もあります。お子さんがまだ小さい頃には気をつけたいウイルスの一つですね。

今回はアデノウイルスの主な症状、発熱期間、熱が出ない場合についてや感染した際の対処法などを説明します。

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アデノウイルスの主な症状について

チェック

アデノウイルスの症状は風邪と非常によく似ています。

風邪だと油断していたら免疫力の低い子供やお年寄りは合併症を引き起こしてしまう可能性もありますので気をつけたい所ですね。

アデノウイルスの主な症状は「発熱、下痢、喉の痛み、結膜炎」です。

発熱

熱

アデノウイルスでは38度~40度の高熱が4日~7日程続きます。

また特徴としてアデノウイルスの熱は下がりにくい傾向にあります。風邪に比べて高熱になりやすく期間も少し長くなりやすいのが特徴です。

下痢

腹痛

アデノウイルスは「お腹に来る風邪」とも呼ばれ、5日~7日前後の潜伏期間を経て下痢を発症します。

アデノウイルスが原因で発症した下痢はあまり重症にはなりにくいのですが胃腸炎になる可能性もあるので油断は出来ないでしょう。

また長く続く傾向にあり、正常に回復すれば1週間程で治まります。

喉の痛み

喉の痛み

アデノウイルスに感染すると喉が赤く腫れ、痛みが伴います。アデノウイルスは飛沫感染でも感染します。

なお喉の痛みが強く、場合によっては水分補給をするだけでも痛むことがあります。水分補給はしっかりし、食べれるようなら食事も摂りましょう。

お粥や雑炊など作る手間がかからず喉越しのいいものがおすすめです。ウイダーゼリーなどのゼリー系の栄養補助食品はさらに手軽に栄養補給が出来ます。。

結膜炎

アデノウイルス

目の結膜が炎症を起こすと結膜炎になります。

涙が止まらない、目やにが出る、目の充血などの症状が現れます。

結膜炎は悪化すると視力低下などの視力障害を患ってしまう危険性があるため、結膜炎が疑われる場合は早めに医療機関を受診しましょう。

眼科を受診すると点眼薬が処方されます。発症中は処方された点眼薬のみを使用し、市販の点眼薬の使用は避けましょう。


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アデノウイルスの熱は何日ぐらい続く?

疑問

アデノウイルスが原因による高熱は1週間前後続きます。

安静にして正常に回復すれば3日程度で徐々に熱が下がり始め、1週間前後程には平熱に戻っていることが多いです。

チェック
5日以上経っても高熱が続く、熱は下がり始めたが1週間以上経過しても平熱まで下がらない場合は再度医療機関を受診しましょう。

なお免疫力が極端に下がっていたりする場合、平熱に戻るのに1週間以上の期間を要する場合があります。

熱は出ないこともある?

疑問

アデノウイルスの発熱には規則性がありません。

アデノウイルスは2日~7日前後の潜伏期間を経て発症します。

発症直前に高熱が出る、最初からいきなり熱が上がりいきなり下がる、逆に微熱程度しか出なかったりまったく熱が出なかったりもします。

また、朝や日中は平熱なのに夜になると高熱になることもあります。このように規則性がなく、また個人差が大きいです。

熱が出ないからといって感染していないわけではありません。時間によって熱が出たりする事もありますので喉の痛みや結膜炎などアデノウイルスに該当する症状が出た場合は感染している可能性もある事を覚えておきましょう。

アデノウイルスに感染した際の対処法について

チェック

アデノウイルスに感染してしまった場合の対処法ですが、残念ながらアデノウイルスに対するウイルス剤はありません。

なので症状が落ち着くまで症状に応じて対処して緩和する対症療法となります。

例えば

  • 夏の時期でかつ下痢におこりやすく脱水症状になりやすいので水分をこまめに補給する
  • 胃腸が弱くなっているので、粥やスープなど消化の良いものを優先して食べやすいものを優先しつつ栄養補給を行う
  • 寝苦しい際はエアコンなどをつけて快適な状態にして自然治癒力を高める。ただし下げすぎない事
  • のどが痛い場合は抗炎症剤、結膜炎の場合は医療機関が処方した点眼薬などを使う
  • 高熱の際あまりにひどい場合は解熱剤を使用。ただし発熱によってウイルスに抵抗している事より使用は長引かせる原因となりやすい。安易の使用は控える事

といった感じですね。症状に応じて対処して回復するのを待ちましょう。

アデノウイルス感染者がいる際に気をつけたい事。

チェック

アデノウイルスは感染力が強く、「接触感染」「飛沫感染」等で感染するケースがあります。

なのでもし感染者が出てしまった場合は以下の点に気をつけましょう。

消毒

消毒

アデノウイルスは唾液や汗などの体液を通じて感染することもあります。

感染した場合はマスクを着用するだけでなく、触れたところを消毒したり手袋などを装着すると良いです。吐しゃ物についても同様です。

お風呂などは感染した人と感染していない人が一緒に入らないようにしましょう。なお、お風呂のお湯は抜き浴槽はしっかりと洗いましょう。

接触を避ける

家族や他人、感染した人以外が飲食するものには触れないようにしましょう。

料理や食器洗い、洗濯やタオルなども自分のもの以外は触れるのを控えると良いです。出来る限り共有しないようにしましょう。

普段何かと共有しているご家庭にとっては辛い部分もあるかもしれませんが、二次感染を防ぐ為の予防です。感染中は出来る限り共有を避けて接触をするのを防ぎましょう。

最後に

アデノウイルスの症状や熱はいつまで続くのか。また感染した際の対処法について紹介してきました。

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「夏風邪」の原因の一つであるアデノウイルス。感染力が強く二次感染も引き起こしやすい厄介なウイルスです。出来る限りの予防をして感染を防ぎましょう。

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