感染性胃腸炎の出席停止の際の期間や対応をチェック

腹痛

毎年、寒くなると流行ると言われている、「感染性胃腸炎」が今年も既に流行の兆しがあると、厚生労働省から手洗いやうがいの徹底を呼びかけられています。

もし、「感染性胃腸炎」に掛かってしまった場合の保育所や学校、または会社での出席停止と期間についてや感染してしまった際の対応について確認していきましょう。

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感染性胃腸炎の際は出席停止に?

疑問

一般的に感染性胃腸炎とは、ノロウイルスやロタウイルスのウイルスや細菌が元で起こす感染症になります。流行時期としては11~3月が多く年によっては警報が発令されるほど感染される方が多い病気です。

感染経路としては手や口から入るウイルス感染が一番多いと言われています。

「感染性胃腸炎」を発症した時の症状は、その時の病原体により異なると言われているのですが、かなり酷い吐き気や嘔吐に合わせて下痢や発熱の症状が見られます。

そのほかには腹痛の症状も起こる場合がありますが、もし、乳児が掛かってしまった場合には「けいれん」を引き起こす場合もあるそうです。

小学生が「感染性胃腸炎」に掛かった場合には、インフルエンザのような明確な出席停止期間はありません。なので出席までの期間はまちまちなのですが、医師と相談した上で出席しても良いと判断された上で出席される傾向が強いですね。

参考程度ですが、休む期間の基準としては…

  • 流行性嘔吐下痢症…1~3日(主な症状が回復するまで)
  • 感染性胃腸炎(ノロウイルス)…1~2日(通常3日で回復)

といった感じですね。ただこれは、あくまでも基準であって、その時の症状により出席停止などについては掛かりつけの医師から判断されますので指示に従って下さい。

また完治後に、登園または登校時には、掛かりつけ医師の「完治証明書」の提出が必要の場合があります。

必要かどうかは各保育園、幼稚園、学校または会社によって規定があったりしますので、感染して休む際に一度証明書が必要かどうかについて確認しておいた法が良いでしょう。

ちなみにですが、証明書は2~3千円程かかります。

保育園や学校の出席停止期間について

保育園

「感染性胃腸炎」に掛かってしまった場合には、感染力はかなり強力ですから幼稚園や保育園、学校では出席停止となります。

保育園や幼稚園、小学校での出席停止期間は…・症状により出席停止や期間は夫々により異なると思われますが、なってしまった時の連絡の方法などについても事前に調べて置く事でスムーズに対応できると思われます。

かかってしまった時には出席停止の期間は何日位なのかなど心配になると思われますが、「感染症胃腸炎」がどの位で完治するのかで、多少異なってくると思われますが、一般的には上記で紹介した通り3日間位の出席停止期間となるでしょう。

ただし、3日間は過ぎたとしても、症状が思わしくなかったり医者の許可が降りない場合は当然それ以上休む事になります。数日で症状が治まる傾向が多いですが、あくまで参考程度と思っておきましょう。

「感染性胃腸炎」から登校しても注意が必要

「感染性胃腸炎」が治ったとされた後の、1週間~1ヶ月位は便にウイルス含まれて排泄される位に長い期間続くと言われていますが、出席停止は嘔吐と下痢の症状が治まって居れば登園や登校は可能となります。

特に、現在の学校保健法では「感染症胃腸炎」での出席停止期間と言うのは決まっている訳ではあありませんが、周りに感染する事を考えてもお休みする事は必要だと思われます。

大人にも言えますが、症状が治まっても数週間は特に手洗い、うがい、除菌などをしっかり行うようにしましょう。

関連記事ノロウイルスの流行時期や予防方法について


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大人が感染した場合は会社を休む必要がある?

会社

大人が「感染性胃腸炎」になった場合仕事は何日位休むべきなのか悩んでしまう人も居られると思います。

感染性の事を考えると休んだ方が良い事は分かっていても、仕事はそんなに休むわけにはいかない…。これが本音と思われますが、O157や赤痢など感染性胃腸炎に掛かった場合には医師が許可を出すまでは出勤は出来ないと思ってください。

大人は子供と違って出勤停止期間というのはありません。ただノロウイルスは非常に感染力が強いウイルスで特に症状が強いうちはいくらマスクをしていてもウイルスをばら撒いていると認識していてください。

まぁそうでなくても腹痛や下痢など辛い症状になりがちなので感染したら動く事も辛くなる傾向が多いのですが、念のために紹介しておきました。

一般的にノロウイルスにかかった場合、発症から3日間が排便のピーク期間と言われています。

たとえ、2日で下痢の症状が和らいだとしても、3日目で出勤する事でかなり感染率はかなり高いと思われ、周囲には感染のおそれも強くかなり迷惑を掛けてしまう事になると思われます。

最近では「感染性胃腸炎」に掛かった場合の対処の仕方についても、会社によっては基準を定められている所もあると思われますが、基準が定められて無い場合にはやはり医者の判断が大事になってくるでしょう。

基本的マナーとして、「感染性胃腸炎」にかかったら症状が完全に治ってから会社や学校に出勤や登校する事が基本なのです。

出来るだけ早く治そうとするのではなく、完全に完治した事を確認した上での出勤や登校が大事ですね。

出勤後もしっかりとしたケアを

上記でも紹介した通り症状が治まっても数週間はウイルスを排出している事があります。

とにかく手洗いやマスクの徹底する事で、少なくても自分自身が感染源になり、人に迷惑を掛けないように気を配る事をしましょう。

もし、「感染性胃腸炎」が治った場合でも、体力が落ちている事でそれ以外のウイルスや細菌(風やインフルエンザ)に感染しやすい状態になっている事を忘れず、手洗いうがいやマスク。また体調管理には充分気をつけるようにしましょう。

最後に

感染性胃腸炎の出席停止の際の期間や保育園、学校、会社の対応について紹介しました。

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感染性胃腸炎の中でも特にノロウイルスやロタウイルスなどは毎年冬頃に感染者が増加します。だからこそ普段の予防や感染した際の対策も大事になってきます。もし感染したら無理をせずしっかり回復してから登園、登校、出勤を行うようにしましょう。

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