家族や、友達と久しぶりのお出かけ…、車や電車、また船や飛行機に乗った時に突然に襲って来る「嫌ぁ~な気分の乗り物酔い」何とかしたいですね。
大人になると、「乗り物酔い」をする人は少なくなると思いますが、特に子供の頃には殆どの方が経験されたのではないでしょうか…?
この「乗り物酔い」は、どのようにして起こるのか? また、どうすれば防ぐ事が出来るのか?調べてみましょう。
乗り物酔いの症状について
実は、乗り物酔いは、「動揺病とか、加速度病」などと言われる病気の一つになります。初めて聞かれた事も多いのではないでしょうか。
乗り物酔いには、「頭が重くなったり、生唾が出てくる」など、また「あくびが頻繁に出る」などの症状から始まります。
そんな症状が次第に、「吐き気に変わり、手や足が冷たくなり、冷や汗」を感じて、なんだか「身体がフラフラ」している感じになる頃には、「顔面は蒼白」になり、もうどうにも止める事が出来なくなってしまいます。
症状が進んでしまうと、「吐いてしまい、とても辛い」状態になります。
乗り物酔いの症状は、実は「脳からの警告」が送られている状態と言われていて、徐々に症状は悪い方に変化しているので、放置していると治まる事はないのです。
少しでも症状が出てきた際はいったん休憩を取るようにしましょう。
乗り物酔いの原因って何?
乗り物に乗ると当然ですが、揺れが激しくなったり、スピードなどが身体に伝わり、三半規管を刺激する事になります。
直接の原因として考えられるのは…
視覚
乗り物のスピードに、目に見える車の外の景色がついて来れなくて、脳が混乱しているのです。子供が乗り物酔いする際の原因である事があります。
臭覚
車や、船に乗ると独特の臭いや排気ガスに対応出来ないなどがあります。
車によっては大丈夫だったり気持ち悪かったりする事がある際は臭いが原因の可能性がありますね。
錯角
乗り物に乗っていると、かなり揺れる事で「耳の中にある平衡器官」の機能が悪くなると言われています。
この様な症状は、特に小さな子供に置き易いのですが、それは子供の三半規管はちゃんと発達していない為に対応出来ないと言われています。
子供が乗り物酔いする際は出来る限り安全に運転をしたい所ですね。
*その他の原因として…、
- 睡眠不足や疲れていた場合
- 自分自身が過去に酔った事があり、「また酔ってしまうかも…」と不安になる(思い込みが原因は意外と多いです。)
この様な場合にも、乗り物酔いを引き起こす原因となります。
乗り物酔いを防ぐには?
*乗り物酔いを経験した事のある場合には、事前に対策して置く事も大事ですね。
例えば
- 乗り物に乗る事が分かっている時は、前日は睡眠を十分にとりましょう。
- 身体を締め付ける様な服装はさけて、ラフ服装を気ましょう。
- 車に乗る直前に、飲食をしない。
- 酔い止めの薬を飲む。
- お酒を飲める年齢であれば、少量のお酒も効果が有るそうです。
- 乗り物には酔いやすい席がありますから、出来るだけ揺れの少ない座席に座る様にする。
- その他に乗り物に乗ったら酔う前に、手や足のツボを押すのもいいですね。
➡薬を飲むタイミングは、乗り物に乗る前、または乗り物に乗った直後で、酔う前に飲みましょう。
酔ってしまってからでは、折角飲んでも吐いてしまう恐れがあります。
➡バスの場合…前の方の席で進行方向で、外がが良く見える席が良いですね。
ただし、タイヤの上は酔いやすいので避けて下さい。
➡電車の場合…進行方向に向いて座る。
➡船の場合…中央部分は揺れは少ないと思われますし、風を感じられる場所が良いですね。
➡飛行機の場合…出来るだけ前よりの方が揺れは少ないと言われています。
・手のひら(ごうこく)…親指と人差し指の間を、反対側の指で押す。
・手首(内関)…手首から指三本入ったところ、腕の真ん中を押す。
・足(れいだ)…人差し指で中指側の爪先を押す。
といった事があります。
乗り物酔いはとても辛い物ですから、色々対処方法を試して見て、楽しい旅をお薦めします。
酔い止め薬の使い方は?何分前から飲めば良い?
乗り物酔い止めの薬も、最近は沢山の種類があり、夫々に飲み方も色々あるかと思いますが、
一般的に販売されている酔い止めの薬は、乗り物に乗ると思われる時間の、大体30分位前に飲んでおくと良いと思います。
そんなに必死に気にしなくても、もし飲み忘れた場合には「乗り物に乗ってからの服用」でも大丈夫ですし、中には、酔いを感じてから飲んでも効く薬も有るそうですよ!
飲み方は、水で簡単に飲めると思いますし、種類によっては水が無くても飲めると言った酔い止めもあります。
お子様向けの酔い止め薬には、「キャンディータイプ」で口の中でなめていれば良い、酔い止めもありますよ。
大人の方でも、薬を飲むのが苦手な方は「キャンディータイプ」が良いかも知れませんね。薬にも色々あるので購入する前に確認しておきましょう。
注意:酔い止めを使用する場合には、始めの服用時間から 次の服用までの時間は、4時間は開けて服用する事が大切です。
最後に
乗り物酔いの原因についてや対処法について紹介してきました。
私も小さい頃は乗り物酔いをする事が多かった分せっかくの旅行に乗り物酔いする辛さは身にしみてわかります。
十分な準備をした上で酔い止め薬などを飲んで楽しい旅行にしましょう!