久しぶりにクローゼットの奥から衣類を出してみたらカビらしきものがビッシリついていた。これってショックですよね~。
高価なものやお気に入りのものだったら尚更のことです。そんな場合の衣類のカビの落とし方や取り方についてまとめてみました。
目次
自宅で服のカビを落とす際に準備するものは?
まず、カビについてみてみましょう。衣類につくカビは2種類あります。「白いカビ」と「黒いカビ」です。
種類によってカビを落とす方法も違ってくるのです。それぞれ準備すべきものを見ていきましょう。
白いカビと落とす際に準備するもの。
白いカビは比較的落としやすいカビです。準備するものとしては以下があります。
- 洋服用のブラシ。
- 歯ブラシ。
- 普通の洗剤と洗濯機。
黒いカビに比べればまだ落としやすい白いカビ。洗剤は漂白剤でなくても問題ないでしょう。
黒いカビを落とす際に準備するもの。
黒いカビはなかなか落とすのが難しいです。準備するものとしては以下があります。
- つけ置きするための大きめの容器。
- (白い衣類の場合)塩素系の漂白剤。
- (色柄物の衣類の場合)酸素系の漂白剤。
- 肌の弱い人はゴム手袋。
- 普通の洗剤と洗濯機。
といった感じです。どれも入手しやすいものばかりですね。ただ黒いものについては少し準備に手間がかかるといった感じです。
自宅でカビ落としはハードルが低いようです。では、白いカビ、黒いカビ、それぞれの場合の自宅での落とし方についてみてみましょう。
自宅で衣類のカビを落とす方法を紹介
ではさっそく自宅で衣類のカビを落とす方法について確認していきましょう。
白いカビを落とす方法
白いカビは落としやすいので、見つけたら積極的に自宅でチャレンジしてみましょう。
2.洋服ブラシと歯ブラシでこすり落とします。
3.洗濯機で通常洗いしてよく乾かします。これでほぼ落ちます。
生地を痛めないようこする時はゴシゴシやらず丁寧にこすっていきましょう。
黒いカビを落とす方法。
黒いカビはなかなか難しいです。頑固なので根気よくやってみましょう。
2.衣類の入る大きめの容器に40~50℃の湯を張り、漂白剤を表示通りに薄めて入れます。
3.カビの生えた衣類を1時間程度つけ置きします。
4.漂白剤がついたまま洗濯機に入れ、普通に洗剤も入れて、洗います。
5.天日でよく乾燥させます。これで落ちなかった場合は繰り返しトライしましょう。
といった感じになります。
白いカビなら自宅でもなんとかなりそうですね。ただ黒いカビの場合は頑張ってもなかなか落ちなかったりします。ゴシゴシ擦っても傷がつくし悩み所ですよね…
もし落ちない場合は、無理に落とすよりもクリーニングに出して落としてもらった方が良いでしょう。
という事でカビのクリーニングについて確認していきましょう。
手に負えない場合はクリーニングへ。費用はどのくらい?
クリーニング店には、カビのついた衣類が結構持ち込まれるもののようです。クリーニングの際の注意点をまとめてみました。
状況をしっかり伝えましょう。
カビの種類によっても衣類の種類によっても扱い方は変わってきます。お店に行く前にポイントを整理してから行くとよいでしょう。
判断してもらいましょう。
その場でカビが落ちそうかどうか分かる衣類もあれば、やってみないと分からないものもあり、また完全に無理というケースもあるようです。プロに判断してもらいましょう。
料金を確認したうえで決定しましょう
カビのケースによって通常料金範囲内でできるものもあれば、特別料金がかかる事もあります。
費用としては状態にもよりますが、通常料金+1000円以内で行ってくれる事が多いです。
ただ衣類の価格よりカビ取りの方が高くつくものもあるので、あまりに高い場合は断り、他のクリーニングに行ってみるなどの選択肢に入れておくと良いでしょう。
クリーニングに出せば絶対落とせるというものでもないようですね。大好きだったお洋服が全滅、なんてことにならないように、最後はカビの防止術についてみていきましょう。
衣類にカビが生える前にカビの防止術をチェック。
なぜ服にカビが生える? カビが生えるために必要なものは3つあります。「栄養分」「水分」「温度」です。梅雨にカビが生えやすいのはこの3つが集結しやすいからなのですね。
気候を左右することはできないので、コントロールできる範囲内で最大限にカビをシャットアウトしましょう。ポイントは以下になります。
2. 押入れに衣類を入れている場合は、すのこを敷く。
3. クリーニングから返ってきた衣類は必ず袋から出して収納する。
4. つめこみすぎないように余裕を持たせた収納を心がける。
5. 衣類は定期的に干して湿気を抜く。
といった感じですね。
衣類のカビは人間のガンみたいなもので、予防と早期発見が大切なのだそうです。そして、放っておくと取り返しのつかないことになるものだとか。
大切な衣類ほどしまったままにしておくことも多いですよね。最悪処分になるので気をつけたいものです。
日頃のちょっとした防止術でカビを抑えることができます。ぜひ心がけて大切な衣類を守ってくださいね。カビについての豆知識でした。