指が腫れて痛い原因について

指

突き指等思い当たる理由がないのに、指が腫れて痛いといった症状が出てはいませんか。

指は日常生活の様々な場面で動かす部位なので、痛いと本当に不便ですし、イライラして来ますよね。

痛みが指先だけだとつい軽く見てしまいがちですが、実は放置しておくと危険な病気が原因の場合もあり、注意が必要です。

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指が腫れる原因について確認しておこう

悩み

まずは指が腫れる原因について確認していきましょう。

指が脹れる原因は、指のけが、加齢や指の使いすぎ、細菌やウイルスの感染、病気に大きく分けられます。

また指のけがで多いのは、スポーツでの突き指や、ドアや窓に指を挟んだ時に起こる内出血です。

加齢や指の使いすぎが原因で起こる病気としては、ばね指・ヘバーデン結節・ブシャール結節があります。ばね指は、指の曲げ伸ばしの時に引っかかるような違和感がある病、ヘバーデン結節は指の第一関節、ブシャール結節は指の第二関節が腫れたり変形したりする病です。

指からの細菌感染が原因の病がひょう疽です。患部に痛みや腫れを引き起こし、時に膿が出る事もあります。

指に赤い発疹ができて痛みを伴う場合、帯状疱疹の可能性があります。原因はウイルス感染で、身体の左右どちらかに発症するのが特徴です。

関節リウマチや痛風は、指の腫れが症状として現れる病気です。関節リウマチは自己免疫疾患の一種で、体内の免疫システムに異常が生じ、自分自身の関節を攻撃してしまうために関節の痛み・こわばりが起きる病です。

他にも痛風は、血液中の尿酸が結晶になって関節にたまり、関節が腫れ上がって猛烈に痛む病です。

といったように指が腫れる原因というのは実はいくつも原因があるんです。

重要
指の腫れを的確に治療するためには、まずは原因を特定する必要があります。自分での特定が難しい場合は、医師による診察が必要です。

指の腫れに対しての対処法をチェック

チェック

指が腫れて痛い時に手軽にできる対処法は、痛い部分を冷やすまたは温める事です。

どちらが適しているかは、強い痛みがあって熱をもっているか、強い痛みはないが痛みが慢性的に続いているかによって分かれます。前者の場合は冷やし、後者の場合は温めるのが良いでしょう。

指が腫れて痛い時、温めて血行を良くする方が痛みが和らぐのではないかと単純に考えがちですが、痛みが強い時に温めるとさらに痛みがひどくなる場合があります。

痛みの状態を確認しながら、痛みがひどい時は冷やし、痛みが落ち着いたら温めるようにしましょう。

指に傷があり、傷の周辺を中心に痛む場合、患部を清潔に保ち、傷の悪化を防止しましょう。水仕事の後は指先まで丁寧に拭き、長時間手を濡らしたままにしないように注意しましょう。

自分でできる対処法を試しても指の腫れが続く場合は、悪化しないうちに医師の診察を受け、医師の指示に従って治療するのが確実です。


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指が腫れた場合病院は何科へ?

病院

指に腫れを感じ、その腫れが良くならない場合、どの科の病院へ行けば良いでしょうか。腫れの原因によって、適した科は異なります。

怪我・加齢や指の使いすぎの場合は整形外科が良いです。手は運動器官の一つで、骨・関節・筋肉・腱・靭帯・神経等によって形成されています。整形外科では、手をはじめとする運動器官のけがによる損傷や病気等を診察し、治療してもらえます。

ひょう疽や帯状疱疹といった皮膚に症状が現れる病は、皮膚への細菌やウイルスの感染が原因なので皮膚科が適しています。

自己免疫疾患の一つである関節リウマチは、リウマチ科、もしくは整形外科でも相談できます。

関節リウマチは、症状からだけでなく、X線検査、血液検査等も行った上で医師が判断しますので、専門医に診てもらった方がより正確な診断を受けられる可能性が高いです。

痛風は、血液中の尿酸値が高い事が原因ですので、根本的な治療には内科が良いですが、痛風にかかった事がなければ指の腫れの原因が痛風かは分からないので、整形外科を受診しましょう。

もし指の腫れの原因を自分で判断するのが難しい場合、まずは、皮膚に化膿や発疹といった異常があれば皮膚科、そうでなければ整形外科で診察を受けましょう。

指の腫れを予防するには?

OK

指の腫れが起こりやすくなる原因として、指の使いすぎ、指が湿っている・不潔、免疫力の低下、といった事が挙げられます。

指の使いすぎは、特に主婦でしたら家事をする時間は長くなりますし、職種によっては細かい作業や長時間指を使う作業は避けられないものです。しかし、時折休憩を入れたり、指のストレッチをしたりすると、指への負担が軽減され、ばね指を予防できます。

水仕事をすると、手が荒れたり、長時間手が湿った状態になったりして、ひょう疽になりやすくなります。

濡れた手はしっかり拭くようにしましょう。また、手に傷があったり、巻き爪になったりしている場合もひょう疽になりやすいので、傷口は清潔に保ち、巻き爪は治療しましょう。

さらに、免疫力の低下によって細菌やウイルスの感染を招きやすくなり、ひょう疽や帯状疱疹の原因になります。免疫力を低下させないために、たっぷり睡眠をとる、バランスの取れた食事、ストレスをためない、禁煙するといった事を心がけましょう。

適度に指を休める、指を清潔に保つ、免疫力を保つ事が、指の腫れの予防につながります。

最後に

指が腫れて痛い原因について紹介してきました。

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思っていた以上に指が腫れる原因が色々あるというのがわかったかと思います。状態に応じて対処していきそれでも症状が治らない場合は病院に行くようにしましょう。

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