夏風邪の治し方について

発熱

夏風邪にかかってしまうと治りにくいとよく言われますよね。

夏風邪は高熱や頭痛、鼻水だけでなく下痢や腹痛も起こす事のある厄介な風邪です。
原因をしった上で出来る限り早く回復する治し方について確認しておきましょう。

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夏風邪の治し方。即効で治す方法はある?

高熱だけでなく下痢もしんどいですし、出来るのであれば翌日にでも早く治したいとは思う所だとは思います。
ただ夏風邪の原因となるウイルスである「アデノウイルス」や「エンテロウイルス」には有効なワクチンがありません。

つまり一度感染して発症してしまった場合は抗体が出来るのを待つしかありません。
それが夏風邪に感染してしまうと治りにくいと言われる所以です。

では抗体が出来るまで何もせず待つしかないの!?
というわけでは決してありません。

体調を崩した事により落ちてしまった体力や免疫力を高めながら待った方が回復が早くなります。
では体力や免疫力を高める方法について確認していきましょう。

夏風邪の治し方。高熱が出た際の対処法

発熱

まず高熱が出た際の治し方についてですが、水分補給をこまめに取る事が大事になってきます。
夏の時期に加えて高熱や下痢によって水分が急速に失われてきます。その結果脱水症状となりめまいやふらつき、ひどい場合は意識を失う程の状態になってしまいます。

特に夏風邪のうちプール熱やヘルパンギーナといった病気は38度を超える高熱を出してしまう事もあります。
なので水分をこまめに取り睡眠をしっかりとり免疫力を高めましょう。

解熱剤については注意が必要。

熱が出た際は解熱剤を使用する方もいるかもしれませんが、ウイルスが原因の発熱の場合は使用は出来る限り控えた方が良いでしょう。
そもそも熱が出ているのはウイルスと戦っている状態の為に発熱を起こしているからです。ウイルスがいなくならない限り発熱は止まらないですし、無理に熱を下げてしまうと回復するのが遅くなってしまうからです。

ただ、高熱によって症状が辛い場合は使っても良いでしょう。控えた方が良いというだけで高熱で体力を消耗しぐったりしてしまうより一時的にも熱も抑えた方が良い場合もあります。この辺は体力の消耗との兼ね合いですね。

あまりにも辛い場合は病院に再度行くようにしましょう。

また頭痛や鼻水も高熱が出た際に症状として出る事があります。

夏風邪の治し方。下痢について

下腹部 痛み 男性 原因

夏風邪の症状としては腹痛や下痢といった症状も出ます。
下痢の症状が出た場合は下痢止めを使用…したい所ではあるのですが、出来る限り控えた方が良いでしょう。

というのも下痢にはウイルスを排出する行為も持っています。それを下痢止めでとめてしまうとウイルスの排出が遅くなり治るのが遅くなる可能性が高まります。
どうしても下痢を止めなければならない場合は使用しても構いませんが、出来る限り下痢止めの使用は控えましょう。

あまりに下痢がひどい場合は再度病院へ行き点滴治療などを受けるようにしましょう。


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夏風邪の治し方。食べ物の注意点について

おかゆ

夏風邪の際に抵抗力を高める事において食べ物はやはり重要になってきます。

ただ下痢がひどい場合はまず栄養価より消化の良いものを中心に摂取していく方が胃に負担をかけず回復も早まります。
では消化の良いものはどういうものかというと

  • お粥、お茶漬け、雑炊
  • バナナ、リンゴ(ミキサーなどで細かくするとより良い)
  • 野菜スープ(ゴボウやレンコンなど食物繊維の多いものは胃に負担をかけるので控える)
  • 暖かい飲み物
  • ゼリー
  • ヨーグルトなどの乳製品
  • そうめん

といったものがあげられます。

お粥、お茶漬け、雑炊は定番ではあるのですが、暑い時期にこれらは食が進まない事があります。
なのでまずはゼリーやヨーグルト、そうめんなど消化が良くのどごしが良いものから手をつけ始めるのも一つの手として有効でしょう。

ただ身体を冷やしすぎないよう冷たいものに関してはほどほどに摂取するようにしましょう。

抗体が出来始め体力が戻ってきて食欲も進んできたのであれば栄養のある食事を摂取していきましょう。

発熱時はたんぱく質の分解が進むのでたんぱく質の補給
(卵、豆腐、鶏ササミなど)

エネルギー源となる炭水化物
(おかゆ、煮込みうどんなど)

ウイルスに対抗する白血球の働きを助けるビタミンCや粘膜を保護するビタミンAなどのビタミン群

などを中心に食事を取っていきましょう。

逆にNGのものとして

  • コーヒーや紅茶など利尿作用のあるもの
  • 喉を痛めてしまう刺激のあるもの
  • 消化の悪いこってりとしたものや胃に負担をかける食物繊維を多く含んだもの
  • 薬の効果が悪くなるアルコール類

といったものは控えた方が良いでしょう。

目をこすらないようにする

目のかゆみ

夏風邪の症状として結膜炎。要は目が赤くなったり目やにが出来たりする事があります。

目のかゆみなどをすると子供はどうしても触れてしまいがちになるのですが、症状を悪化する原因となります。

防腐剤、血管収縮剤が入っていない目薬をさすか、きれいな水で洗いながしかゆみを抑える
といった方法で症状が回復するまでは目をこすらないようにしましょう。

睡眠をしっかり取るようにする

睡眠

あとやはり大事なのは睡眠をしっかりと取る事。

そもそもウイルスに感染してしまった原因として睡眠不足や疲労など抵抗力がおちてしまっている際にかかってしまう事が多いんです。
しっかりと睡眠を取り疲労を回復し、免疫力を上げていきましょう。

また夏の時期は寝苦しい事が多くクーラーをつける事も多いかと思いますが、冷やしすぎると部屋の外と中の温度差で体温調整が狂い抵抗力を下げる原因となります。
クーラーをつける際は27~28度程度に設定しておきましょう。
(クーラーそのものをつけないのは脱水症状を起こす原因にもなるので部屋が暑い場合はつけておきましょう。)

まとめ

  • ワクチンがないので翌日に治るような即効性のあるものはないが免疫力を高めればその分回復は早まる。
  • 下痢の際は下痢止めを控える事
  • 食事は食べやすくのどごしの良いものから摂取する事
  • 水分補給はこまめに行う
  • 目のかゆみなどの際に目をこすらないこと
  • 睡眠をしっかり取り免疫力を高める
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といった事が夏風邪に回復する際のポイントです。
抗体がつき回復するまでは安静にして回復向上に努めましょう。

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