アデノウイルスの症状について確認しておこう。

アデノウイルス 子供 症状

夏に感染しやすいウイルスのひとつであるアデノウイルス。

ウイルスに感染というと冬のイメージが強いかたもいると思いますが、実際には夏にも感染する事も多く冬にはない症状も出たりするんです。

という事でアデノウイルスの症状や子供が感染してしまった場合の対処法なども含め確認していきましょう。

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アデノウイルスの症状について

アデノウイルスが原因とされる病気はいくつかありますが、その中でも特に感染しやすいのが
プール熱はやり目。

どちらも夏に感染しやすいのですが、年中感染する事もあり感染力も強いウイルスなので
もし感染している方が周りにいるのであれば感染しないよう予防する必要があるでしょう。

症状についてひとつずつ確認していきましょう。

プール熱

プールを経由して感染する事が多い事からプール熱と呼ばれています。
夏に感染する事が多く学級閉鎖が起きる事もあるぐらい感染力が強い病気です。

主な症状としては

  • 高熱(38度を超える事も)
  • のどの痛み
  • 結膜炎による目の痛み、目やに
  • 下痢、腹痛
  • 嘔吐

といった症状があります。
症状としては3~5日程続きます。

高熱や下痢や嘔吐の症状が出る事から水分が急激に失われます。
それに加えて夏の時期で暑い事から脱水症状を起こす危険性を持っています。

水分補給をこまめに取り引き起こさないようにしましょう。

はやり目

プール熱と同じく夏に感染する事の多いはやり目。
ただ最近では冬なども感染例も多くなっている事から1年中感染する可能性があると思ってよいでしょう。

主な症状として

  • 白目の充血
  • 目やにが大量に出る
  • 光がまぶしく感じる
  • 発熱する事も
  • 涙が出る
  • まぶしい

といったように目に関する症状が出る事が多い病気です。
発症後1~2週間と治るまでの期間が長く角膜にまで悪化すると感知するまでに1ヶ月以上かかる事もあります。

症状が回復するまで点眼薬などで炎症をおさえたりする事で完治を目指していきます。

アデノウイルスに大人が感染する事も

アデノウイルスは抵抗力の弱い子供の時期に感染しやすいのですが
大人でも感染する事があります。

主な原因は子供を看病してウイルスをもらってしまう事。

せきやくしゃみ、子供との接触やおむつを取り替える際にウイルスが付着している事が多く
しっかり除菌していない事が原因で感染してしまうんです。

感染しても軽い症状である事が多いですが、高熱になった際はしっかり休養を取るようにしましょう。

アデノウイルスの症状で子供に発疹が出る事も

かゆみ

アデノウイルスによる症状は上記のような事が多いのですが、たまに発疹いわゆるぶつぶつが出来てしまう事があります。
かゆみが出る事は少ないのですが、もし全身に出てしまったら不安に感じてしまうものです。

ウイルスが原因なのでウイルスが排出される事により収まってきますが、あまりにもひどい発疹の場合は皮膚科で見てもらい対処するようにしましょう。
また発疹をかきむしる事で炎症が起こり悪化しかねないので子供には体をかかないよう言い聞かせましょう。


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アデノウイルスに子供が感染したら出席停止に

といったような症状がアデノウイルスに感染したときの症状なのですが、
感染力も非常に強いウイルスでどちらも学校感染症に指定されています。

つまり感染症にかかってしまった場合は幼稚園や保育園、学校などに登園、登校する事が出来ません。
「感染したけれど軽症だし、登校しても問題ないのでは…」

と症状が軽い事もあるのでそう思われるかもしれませんが、ウイルスに感染されたまま登校すると他の子に感染してあっという間にクラス全員に広まる可能性があるんです。

事実アデノウイルスが原因で学級閉鎖になった事もあります。
それぐらい感染力が強いんですね。

もし感染してしまった場合は

・プール熱→症状が回復して2日経ってから
・はやり目→感染力がなくなったと医師が判断するまで

となります。実際の期間については人の症状の進行状況によもよってくるのですが、
プール熱は1週間。はやり目は2週間近くかかる事は頭に入れておいた方が良いでしょう。

出席停止からから登校までの流れについてですが

①病院でアデノウイルスに感染していると診断したら学校へ連絡
②学校から登校許可証または治癒証明書を受け取る
③再度病院へ行き医師が登校しても良いという判断をしたらサインしてもらう
④子供が学校に登校した際に担任に渡す(お母さんが直接学校へ行っても良い)

といった流れになります。

登校許可証や治癒証明書などの証明書に関しては最近では学校のHPにてダウンロード出来る事も多くなっています。
直接取りに行くかHPでダウンロード出来るかどうかについても電話する際に確認した方が良いでしょう。

感染してしまった場合学校には行けませんので完治するまでしっかり休養を取りましょう!

アデノウイルスの症状の対処法について

チェック

アデノウイルスにはウイルスを退治する特攻薬はありません。

つまり感染期間中にウイルスをどうこうする事が出来ずもし感染してしまった場合は
症状に応じた対症療法となります。ひとつずつ確認していきましょう。

熱が出てしまった場合

発熱

発熱してしまった際に解熱剤を使用される方もいますが、すぐに使用するのは控えましょう。

というのも発熱というのは最近やウイルスを抑え免疫機能を高める効果を持つ生体防御反応。
つまり熱が出ているという事はウイルスと戦っている状況といった感じです。

それを無理に解熱剤で止めてしまうと防御反応が鈍ってしまい症状が長引く事があるからです。
とはいえひどい高熱の場合はエネルギーの消耗、関節痛、不眠など悪影響を及ぼしてしまいます。

その際は医師と相談した上で解熱剤をしようするようにしましょう。

下痢や嘔吐の症状がある場合

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アデノウイルスに感染して下痢や嘔吐の症状が出てしまった場合下痢止めを使用したくなるのですが、これについても控えましょう。
根本的な理由は発熱時と同じなのですが下痢や嘔吐はウイルスを吐き出している行為なんです。

つまり下痢止めを使用する事でウイルスが中々排出されず症状が長引くというわけです。
下痢は辛い症状ではあるのですが、緊急時以外は使用を控えるようにしましょう。

水分補給をこまめに行う

水分補給

アデノウイルスに感染(特にプール熱)してしまった場合は水分補給が大事になってきます。
高熱+下痢に加えて夏の暑さから水分が急速に失われてしまい脱水症状を起こす可能性もあるからです。

下痢をしてしまっても水分をこまめに補給して脱水症状を起こさないようにしましょう。

他にも

  • おかゆやリンゴなど消化の良いものやゼリーやプリンなど冷たくてのどごしの良い食事を与える
  • 手洗い、うがいを徹底的に行う
  • タオル、食器等感染したものとは別々のものを使用する
  • 睡眠をしっかり取り抵抗力を高める

といった事があります。

発症中はタオルなどで身体を冷やしても熱がおさまる事はありません。
抵抗力を高めて早く症状が軽減されるように努めましょう。

まとめ

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アデノウイルスの子供の症状について紹介してきました。

発熱だけでなく下痢なども頻繁に起こる為に子供には辛い思いをさせてしまいます。
もし周りで感染している方がいるのであれば夏でもマスクをつけ手洗いうがいを徹底的に行うようにしましょう。

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