チック症の大人の症状を確認しておきましょう。

チック症 大人

・目を頻繁にパチパチする
・首振りを小刻みに行ってしまう

といった子供に起こりやすいチック。
こういった症状は子供の時に症状が治まる事が多いのですが、まれに大人でも症状が続いてしまう事があるんです。

では大人のチックはどういった症状が出やすいのか。
病院で治療する際何科へ行けばよいかも確認しておきましょう。

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チック症の大人の症状について

チック症についてざっと説明しますと

自分の意思とは関係なく急に声を発したり身体の一部がピクって動いたり首を振るといった事をします。」

子供が特に意味もなく

・ウーウといったうなり声を上げたり
・首振りを何度も行う
・鼻をピクピクさせる
・汚い言葉が自然と出てしまう

といった症状はチック症の特徴のひとつです。
ただこれは癖でやっている事もありますので一概にチックと言い切れるわけではありません。

ただチック症は自分の意思とは関係なく行います。つまり何度も注意しても治らないのであればチック症である可能性が高いといえるでしょう。

関連記事チック症の子供の症状について

小学生、遅くても中学生に治る事が多いが…

とはいえこのチック症状6~8歳の子供の時に多く1年以内に治る事がほとんどです。
遅くても中学生までには治る事が多いと言われています。

がまれに大人になって再度発症したりチックが治らず大人になっても症状が出てしまう事もあります。
チックの症状が進行してトゥレット症候群になっている場合に大人でもチックの症状が残るケースが多いですね。

チック症は主に身体を動かす事に関する「運動チック」と声を発する「声チック」とあるのですが大人の場合

・運動チック

  • 瞬きを繰り返す
  • 身体の一部分を癖のように動かす
  • 突然顔をしかめる
  • ・声チック

  • 「アー」「ウー」といった言葉を出す
  • 鼻を鳴らしたりする

といった症状が出る傾向にあります。

有名人だとビートたけしさん(肩を回すしぐさ)や石原慎太郎さん(目をくしゃくしゃする動き)
といった事がチックの症状が出ている傾向にあります。

大人になってチックが出る事はまれですが、まったくないというわけではないんです。

チック症は大人の治し方について

チェック

チック症の大人の治し方についてですが、治す事は難しいと言われています。

というのも子供の時からその症状が続いていて慢性化しているので大人としてもおかしいと気づいている事が大半です。
それでも治らないのが現状なんです。

そういった状況から悩みを抱えてしまう事が多いのですがそれが余計に悪化させてしまう原因になる事もあり悪循環にはまるケースがあります。

その事から根本的に治すというのは難しいと言われています。

原因についてもしっかりと判明されているわけではありませんが
精神的ストレスが原因で悪化する事が多く生活環境が要因して可能性が高いです。

根本的な治し方は難しいのですが、ストレスを溜め込まないような環境を作る事が症状を悪化させない為に大事となってきます。

周りの理解も大事

会話

といった事でストレスを溜め込まない事が大事になってくるのですが、これには回りの理解も大事になってきます。

大人がチックの症状を見せる場面としては

・家族内
・職場

が主になってくるでしょう。

目のピクピクや首を小刻みに動く事は目に移りがちです。
大人であれば会社に出勤している以上他人と関わる事が多く周りの人もついつい気にしがちになります。

ただ普段と変わらず接する事がチックの症状を悪化させない重要な点となってきます。
本人としても治らないもどかしさに辛い思いをしている事が多いです。

症状が出ていたとしても普段と接する気遣いをするようにしましょう。

どうしても他人の目が気になる場合はあらかじめこういった症状が無意識に出てしまう事を伝えるのも良いでしょう。
溜め込んで症状が悪化するよりは良いでしょう。


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病院は何科へ?

病院

どうしてもチックが気になる場合は病院で診察してもらうのも一つの方法でしょう。

大人のチック症の場合精神科心療内科といった所で受診する事になります。
病院に行ったとしても完全に治る事はほとんどありません。

ただ精神科はメンタルに関する悩みについて多くの患者を解決しているプロです。

・チック症についての悩みについて
・日常での生活におけるアドバイス

などを説明する事で患者によりそってアドバイスをしてくれる事かと思います。

注意
ただしメンタル的な事はケガなどの治療と違い絶対に治るわけではありません。

むしろ相性の悪さでまったく症状が治らないといった事もあります。

この事はチック症に限る事ではありませんが、受診してみて
相性の良い、または信頼の出来る医師であればそのまま通い相性が悪いと感じたのであれば別の精神科や心療内科を受診してみましょう。

ひどい場合は不安感や緊張感が強いときや興奮状態をしずめるセレネースといった薬物療法が使われる事もありますが
ふらつき、眠気といた副作用もあります。

なので基本的には使わずストレスや不安を溜め込まない環境作りを整える事の方が大事でしょう。

まとめ

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チック症は大人の症状や治し方、病院は何科へ行けばよいか紹介してきました。

チックは子供であればともかく大人だとなかなか理解されない症状で辛い思いをしがちです。
悩みを溜め込まずむしろ打ち明けて周りにも理解してもらう事が症状を改善する事に重要となってくるでしょう。

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