女性の下腹部の痛みの原因について

下腹部 痛み 女性 鈍痛

「下腹部の痛みがチクチクする…」
「突然下腹部に鈍痛が…」

など女性は下腹部に痛みを感じる事ってけっこうありますよね。
生理痛で下腹部が痛くなる事もあるのですが、それ以外にも女性には原因は色々とあるんです。

下腹部の痛みにはどういうものがあるか、原因や何科にいけば良いか確認しておきましょう。

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女性の下腹部の痛みの原因について

下腹部の痛みにも色々あります、その中でもよくある痛みの病気や症状について
紹介していきます。

月経痛

月経期の下腹部の痛みは月経痛、いわゆる生理痛ですね。
女性の7~8割は生理痛を感じると言われる程、月経期に痛みを感じる方が多いです。

・年齢 20~30歳代の女性に多いとされる
・症状 下腹部の痛み、頭痛、吐き気など多種に渡る
・時期 生理の数日前から(生理が始まり数日後に収まる事が多い)

月経中の痛みは人によってそれぞれで症状も違います。
基本的には休養して日にちが経てば症状が良くなる事が大半ではありますが、
耐えられないほどの鈍痛だったり痛みが長い間ひかない場合は婦人科に受診した方がいいでしょう。

過敏性腸症候群

腸の検査や血液検査で以上がないにも関わらず、腹痛、便秘、下痢などが起きる病気です。

腹痛の中でもかかりやすく、日本人では10~15%ほどの方に認められ頻度の高い病気です。

・年齢 20~40代が多い(他の年代にも起こりうる)
・症状 便秘、左下腹部の鈍痛など
(便秘型、下痢型、交代型とあるが女性は便秘型が多い)
・原因(真の原因は不明だが、ストレスである可能性である事が多い)

食中毒

食中毒による下腹部の痛みは男性、女性問わず多いものの一つですね。
原因は細菌やウイルスが原因。近年ではノロウイルスやサルモネラ、カンピロバクターなどが
食中毒の原因である事が多いです。ピーク時は特に気をつけた方がいいでしょう。

・症状 腹痛、下痢、嘔吐、発熱など
・原因 細菌やウイルスなどが体内に取り込んだ事によるもの
・治療 清潔に保ち自然回復するまで療養を行う。

ウイルス関連はワクチンがない事も多いので防ぐには手洗い、うがいなど身の回りを清潔にする事が大事です。
またかかってしまった際も自然回復するまで自宅療養するようにしましょう。

関連記事ノロウイルスの時期や予防方法について
関連記事カンピロバクターの症状や予防について

女性の下腹部の痛みは上記で紹介した月経期の際の痛みと過敏性腸症候群、食中毒である事が多いですね。

子宮付属器炎

子宮付属器炎は卵管、または卵巣による炎症が起きた際の病気です。
炎症の強さによって症状や痛みも異なりますが、発熱と下腹部の痛みがセットで起こりやすいのが
子宮付属器炎の特徴です。

・症状 発熱、下腹部痛、腹膜に広がれば吐き気なども
・原因 大腸菌、淋菌、ブドウ球菌などの細菌による感染
・治療法  抗生物質による化学療法、場合によっては手術も

卵巣腫瘍

卵巣が大きく腫れる病気である卵巣腫瘍。
月経とは関係なく起きる事があり突発的に下腹部に痛みが起きる事があります。

・症状 下腹部の痛み、便秘、頻尿、出血など
・治療 経過観察、状態によっては手術も

腫瘍が小さいうちは経過観察が多いですが、ひどい場合は手術する事もあり
のう腫が卵管に癒着している場合など不妊につながることもあります。

少しでもこのような症状を感じた際は病院に診察してもらった方が良いでしょう。

潰瘍性大腸炎

日本で患者数が増えている潰瘍性大腸炎。
名前の通り大腸粘膜が炎症した際に起こる病気です。
腹痛以外にも下痢、場合によっては血便なども起こる症状で治療しても再悪化するのが特徴です。

・症状 下腹部の痛み、下痢、腹痛、血便など
・年齢 20~30代が多いが50~60代でもみられる
・治療 内服薬による経過観察。重度の場合は入院も

主な部分ではこのような症例が多いですね。

ただ女性の下腹部の痛みには他にも色んな病気があるほど多いという事を頭に入れておきましょう。

下腹部の痛みを感じたら早期病院へ

下腹部の痛みに関しては多少痛い程度であれば休養する事で治る事も多く
我慢すれば問題ない事もあります。

ただ我慢し続ける事で症状が悪化して場合によっては手術しなければならない…なんて事もあるかもしれません。

少しでも痛みが続くようであれば我慢せず早いうちに病院に行く事をおすすめします。

と、必要以上に煽っても仕方ありませんが早めに病院を受診して病気を早期発見する事で
必要以上の痛みに悩まされる事もなかった例もあるんですよね。

上記について病気について紹介しましたが、実際にどのような病気かは正確には自分でわからない事が多いです。
なので可能な限り早めに受診をしましょう。


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女性の下腹部の痛みの際何科にいけば良い?

病院

下腹部の痛みといっても色んな原因がありますので
病院も何科に行けば困る事があります。

ただ一般的に

・下腹部の急激な痛み、生理関連の際の痛み、腹部が腫れている…婦人科
・腹部の痛みに下痢や嘔吐もある場合…内科、消化器科
・腹部の痛みや頻尿、血尿がある場合…泌尿器内科

といった感じです。

腹痛などの痛みは内科である事が多いのですが、女性の腹痛の場合は婦人科の病気が多い事もあります。
なのでまずは内科に行き、なにも異常がないと診断された場合は産婦人科で診断してもらいましょう。

理想を言えばどちらの科もある総合病院へ行かれる事をおすすめします。

まとめ

下腹部の痛みについて女性がなる(鈍痛、生理痛など)原因や何科に行けば良いか紹介しました。

下腹部の痛みは多少痛む程度で収まる事も多いのですが、耐えられないほどの痛みも割とあるんですよね。
痛みが長引かせない為にも早いうちに病院に行かれる事をおすすめします。

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