年々患者数が増加しているはやり目。
最近になって少しずつ報道されるようになり聞いた事もあるかもしれません。
はやり目の症状はどういうものか?原因や潜伏期間、予防について抑えておきましょう。
目次
はやり目とは?原因は何?
はやり目とは正式名称は流行性角結膜炎(りゅうこうせいかくけつまくえん)
アデノウイルスというウイルスが原因によって引き起こされる急性の結膜炎です。
別名「はやり目」などと言われる所以として感染力の強さです。
アデノウイルスに感染している人と手を介して目をこすってしまうとかなりの確率で伝染してしまうのです。
なので予防でも紹介しますが、手で目をこすらない事が重要になってきます。
はやり目になった場合学校を出席停止
もしはやり目に感染してしまった場合は出席停止、登校許可をすることが出来ません。
これは学校保健安全法と呼ばれる規則で定められているんですよね。
会社に関しては法律で定められていないもののやはり感染しやすいが故に出勤を控えるよう医師に伝える事が多いです。
出欠するかどうかは医師と会社で相談して決めましょう。
参照:はやり目で出席停止!期間は?大人は会社に出勤しても良い?
はやり目の症状について
はやり目の症状は
- 目やにがひどくなる
- 角膜にも痛みが感じる事も
- 角膜が充血する
- いつもよりまぶしく感じる
- 症状が治まるまでに1~2週間かかる
- 視力が一時的に低下する事もある
といった症状が起こります。目やにがひどくなるのがわかりやすい特徴です。
ひどくなると目が開かなくなるぐらいめやにが増えるので慌てますね…
また角膜にも影響を及ぼしひどくなると完治するのに数ヶ月かかる事もあります。
このような症状が起きた場合早いうちに眼科で見てもらいましょう。
発症してから1週間目がピーク
アデノウイルスの潜伏期間を経て発症。
症状が出てから1週間をピークにその後改善していく事が多いです。
逆を言えばそれだけの期間ずっと目の状態が悪いと思って良いでしょう。
目薬を差せばすぐ治る…というわけではないんですよね。なかなか辛い状況が続きます。
また症状が治まっても炎症がひどかった場合角膜が傷ついてしまう事もあります。
その場合は完治するまでに数ヶ月かかる事もあります。眼科で治療についてよく効いておいた方がいいでしょう。
はやり目に特効薬はない
正確にはアデノウイルスにですが、特効薬がありません。つまり眼科で処方された目薬などで炎症などの対症療法になります。
特効薬がないのがはやり目の辛い所ですね。
感染症なので市販の目薬では炎症の効果が効きにくい事もあります。
もし目薬を使用するのであれば眼科で処方された目薬、または紹介された市販のものを購入した方が良いでしょう。
はやり目の予防について
はやり目はアデノウイルスに感染した目でこする事が原因で感染する事がほとんどです。
その為の予防として
- 手を石鹸でしっかり洗って目をこすったりしない事
- 休息をしっかり取る事(免疫力を落とさない)
- お風呂は最後に入る
- タオルの共有をしない
- 食器や洗面用具を煮沸消毒する(ウイルスは熱に弱い)
- 休養をしっかり行う
・もし感染してしまった場合は
といった予防があります。
上記でも紹介した通りはやり目は非常に感染力が高いので、もしなってしまった場合はとにかく共有しない事が大事です。
感染してしまった方には申し訳ない気持ちになるかもしれませんが、完治するまでの我慢と思って説明しましょう。
手洗いに関してはしっかり行う方法については動画でもありましたので紹介しておきます。
ここで手洗いの仕方について今一度確認しておきましょう。
まとめ
はやり目の症状は?原因や予防について紹介してきました。
はやり目は感染力が強いので特にニュースなどで警報連絡が出ている際は特に注意が必要です。
しっかりと予防を行いもしはやり目になってしまった場合症状が悪化する前に眼科へ行きましょう。