電力会社が家庭でも自由に選べる電力自由化が近づいてきていますね。
調査によると8割の方が電気料金が安くなるのであれば乗り換えたい、とのデータもあるほど注目を集めています。
ただ電力自由化によるデメリットも予想されます。その事についてしっかり学びましょう。
今回の記事では
家庭の電力自由化はいつから?
また自由化によるメリット、デメリットについて
紹介していこうと思います。
目次
一般家庭の電力自由化はいつから?
一般家庭や小規模店舗による電力自由化は2016年4月から行われる予定です。
今までは電力会社は決められていたのですが、サービスや値段を比較して好きな電力会社を選ぶ事が出来ます。
例えば東京であれば東京電力以外の選択肢がありませんでしたよね?
それが中部電力であったり関西電力であったりはたまた新規参入の新電力会社など自分の好きな会社を選べるって事です。
その事からも2016年になってから電力自由化が話題となって各社サービスの宣伝をしていくのでは?と予想しています。
電力自由化のメリットについて
では電力自由化のメリットについて紹介していきましょう。
電気料金が安くなる。
一般論ですが、競争が始まる事で料金そのものが安くなる傾向がありますし、報道でも言われています。
先に紹介した通り、8割の方が電気料金を目安に安くなれば変えたいと思っています。まぁ安くなるのであれば当然ですよね。
その事もあり競争の最初の頃は安さを売りに宣伝していく事が予想されます。
(電気料金の設定は自由に行う事が出来る為)
ただ…個人的には電気料金そのものはそこまで安くならないかなぁ…と思っています。
電気料金とのセット割が展開
その理由がこれ。今までであれば電力会社が決められていたのですが自由化に伴い付加価値が必要となってくる。
そこで携帯会社など通信業とのセット料金による割引やカード会社との連携によるポイント割引など
異業種とのセット割が主流になってくるのではないかなと思っています。
日本はこういうセット割にする傾向が強いというあくまで個人的な予想ではあるのですが、
事実、東京電力は既にTポイントカードとの提携やソフトバンクとの新会社を設立する予定です。
その事からも電気料金そのものはあまり安くならないかなと。まぁこの予想は外れて欲しいとは思っていますw
ただセット割などお得になる可能性は高いので、値段以外の自分に合ったサービスを見極める目が大事になってきます。
電力自由化のデメリットは?
では電力自由化のデメリットについて紹介していきます。
安定供給の不安。
各会社が安定して電力供給続けることが義務付けられてたものが撤廃されるので需要に応じて供給が出来ます。
つまり電力自由化によって前年度の指標があてにならなくなります。
もちろんその事を頭に入れて大手電力会社はサービスを展開していくと思いますが、
予定以上に契約料を増やし供給量を上げる事によって夏場などの電力供給に不安を感じます。
電力プランが複雑になる
メリットで紹介した通り他業種との連携が行われる事によるセット割によって、電力プランが一気に複雑になるでしょう。
選択肢が増えるのはメリットですが、複雑すぎてデメリットに変わる可能性も持っています。
その事から結局は大手の電力会社を選ぶ方が多いような気はしますね。
まとめ
電力自由化はいつから?またメリットデメリットについて紹介してきました。
電力市場は7.5兆円ほどの大規模の市場です。これが解放されるわけですから異業種にとっては新たなビジネスのチャンスです。
言い換えれば数あるサービスをしっかり見極める事が出来れば、国民に取って非常に恩恵を受ける事が出来る可能性があります。
記事を書いている段階ではまだどのようなサービスが展開されるかわからない状況ですが、電力自由化の際はよーく他会社をチェックしておいた方が良いという事を伝えておきます。